GAYLE (MY FIRST TIME) IN ASIA 2024 2024年5月31日 DUO MUSIC EXCHANGE

FEATURE


2023.6.1 木曜日

ノエル・ギャラガー、新作『カウンシル・スカイズ』を語った日本公式インタヴュー

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズが通算4作目となるニュー・アルバム『カウンシル・スカイズ』を6月2日にリリースするのに際して、ここでは日本用オフィシャル・インタヴューを掲載する。最近のインタヴューを見ていると、ノエル・ギャラガーは前作『フー・ビルト・ザ・ムーン?』について少しエレクトロニックな方向でやりすぎてしまったと感じていたようだ。なので、新作のプレス・リリースでは「原点に帰ったんだ。白昼夢の中、空を見上げて、人生がどうなるんだろうと思いを巡らす。それは90年代前半と同じように自分にとっては真実なんだ」と述べており、今回はまさにそんな作品が出来上がったように思う。ノエル・ギャラガーのオーセンティックなソングライティングの力が発揮された時というのは曲が青みを帯びるような、そんな感覚があるのだけれど、今回の作品にはその片鱗が感じられる。ただ、歌っている内容もノスタルジックかというと、そうではなくて、このインタヴューでも語られているように、ソーシャル・メディアやポリティカル・コレクトネスなど、現代の複雑な様相に対して思うところがあるようだ。前作からの歩みを振り返りながら、ニュー・アルバムについて語ったインタヴューをお送りする。


2023.4.12 水曜日

メタリカ、ラーズ・ウルリッヒが新作『72シーズンズ』について語ったインタヴューを掲載

メタリカは激しいロックに彩られた40年を経てもスロットルから拳を離す気配はない。4月14日にリリースされる2016年以来となる通算11作目の新作『72シーズンズ』でもヘヴィ・メタルの巨人は年齢を重ねても疲れ知らずであることを証明するように、ドライヴ感のあるリフ、マシンガンのようなドラム、怒りに満ちた歌詞を披露している。ジェイムズ・ヘットフィールドが説明するようにアルバム・タイトルは形成期である人生の最初の18年間を指している。これはベテランのバンドが思春期のエネルギーを取り戻そうと頭を悩ましたことを意味するわけではない。


2023.4.4 火曜日

レヴィン・カリ、初来日公演を前に「あらゆる人が一緒に踊れるような音楽を作りたい」という思いを聞いたインタヴュー

もしかしたら、名前をまだ知らない方もいるかもしれない。しかし、2022年の音楽シーンにおける最大の話題作で一翼を担っていたのが、このレヴィン・カリその人だった。2017年に自主リリースしたシングル“Joy”でデビューを果たし、2019年にはインタースコープからファースト・アルバム『ロウ・タイド』をリリースした彼だが、ここにきてさらに注目が集まっているのはビヨンセが昨年発表した大傑作『ルネッサンス』で“Alien Superstar”、“Plastic Off the Sofa”、“Virgo’s Groove”、“Summer Renaissance”の4曲でプロデュースにクレジットされているからだ。オーセンティックなハウスやディスコ、R&B、ヒップホップを横断するハイブリッドな音楽性はレヴィン・カリの最新EP『レット・イット・レイン』にも共通している。今月予定されている来日公演を前に、その人となりや音楽性について話を聞かせてもらった。


2023.3.19 日曜日

ルイ・トムリンソン、ドキュメンタリー映画の舞台裏を監督が語ったロング・インタヴューを掲載

ルイ・トムリンソンのドキュメンタリー映画『オール・オブ・ゾーズ・ヴォイシズ(ALL OF THOSE VOICES)』が3月22日より期間限定で日本各地で劇場公開される。本作は絶頂の真っ只中で活動を停止させることになったワン・ダイレクションの最後のコンサート・シーンから始まり、悲劇を経て、ソロとしてのキャリアを歩み出したルイ・トムリンソンの実像ついて至近距離で迫るものとなっている。監督を務めたのはチャーリー・ライトニングという人で、リアム・ギャラガーのドキュメンタリー『アズ・イット・ワズ』を手掛け、ポール・マッカートニー帯同の映像作家を長年にわたって務めている人物だ。NME Japanと彼とは何年も前からの知り合いで、今回は友人として本作について話を聞かせてもらった。彼の作品は常に被写体との距離の近さが魅力で、飾らない形で真実の姿が明らかにされていくのだが、それはボーイ・バンドにいたルイ・トムリンソンが対象になっても変わっていない。「この映画は、結局はヒューマン・ストーリー、ある人間の『旅』を描いたものなんだ。だからこそ普遍的な内容になっているんだと思う。ファン向けなだけじゃなくてね。もちろん、観て夢中になってくれるのはファンだけど、ファンじゃない人が観たとしても楽しめる内容になっているし、考えさせられるものがきっとある」とチャーリー・ライトニングは語ってくれたが、その背景を聞いた。


2022.10.27 木曜日

アークティック・モンキーズ、通算7作目となるアルバム『ザ・カー』ロング・インタヴュー

修道院だったサフォーク州のバトリー・プライオリーの外にいると内側からは、まるで古代の建造物が崩壊しているような音が聞こえてくる。南イングランドの人里離れた田舎町にある14世紀の修道院を改造したこの場所をアークティック・モンキーズは2週間にわたって本拠地にすることにした。ステンドグラスの窓の裏ではギタリストのジェイミー・クックが気合を入れる金切り声を上げて、その場で身を揺らしている。バンドメンバーはそれに目をやりながら、目の前に広がる残響の壁に興奮して目を輝かせている。


2022.10.22 土曜日

ザ・1975、通算5作目となるアルバム『外国語での言葉遊び』ロング・インタヴュー

マット・ヒーリーは『NME』の表紙を飾るにあたってザ・1975の新しいロゴが描かれたスケートボードを平然とキックフリップしてみせる。すると、冗談交じりにからかいながら、これもオルタナティヴ・シーンの「文化の盗用と言い得るものになるんじゃないか」とジョークを口にしている。幸いなことに彼はウォレット・チェーンは身に着けていない。


2022.9.14 水曜日

ヤングブラッド、初来日で生い立ち、家族、批判、新作について語る

サマーソニックで初来日を果たしたヤングブラッドのインタヴューをお送りする。先日、9月2日にセルフタイトルのサード・アルバムを完成させた彼だが、過去2枚の彼はどんな批判を受けようとも青臭く信念を貫くドン・キホーテのようだった。大言壮語だと言われようが、ワーキング・クラスじゃないじゃないかと言われようが、裸一貫で勇猛果敢に目の前のファンのコミュニティだけを信じて駆け抜けていく姿に新たなアイコンが登場した予感を感じた。しかし、新作『ヤングブラッド』は違う。彼は「死ぬ日のことを夢見る時がある」と歌い、批判に打ち砕かれそうになる自分までをもさらけ出す。自分の思考を信じて、あくまで理想と希望を掲げる彼は失われてしまったのだろうか? 対面でのインタヴューをできる貴重な機会だったので、そのあたりのことを訊いてみた。


2022.9.12 月曜日

マデオン、ソニックマニア2022来日時に聞いた「これから、ストリーミング、ウクライナ紛争」

ソニックマニア2002への出演のため来日したマデオンに話を聞くことができた。10年前、EDM界の寵児として全世界から一躍注目を集めたマデオンだが、2019年11月にリリースされたセカンド・アルバム『グッド・フェイス』で描いていたのはその先だった。それは「GOOD FAITH FOREVER」と題された今回のライヴにも反映されていて、もちろん“Pay No Mind”や“Icarus”、“You’re On”といった初期の楽曲も披露されるのだけど、ライヴの後半、ハイライトを演出していたのは『グッド・フェイス』からの“Miracle”であり、未発表曲の“Gonna Be Good”であり、そして盟友ポーター・ロビンソンとの“Shelter”だった。今後のことを含めて、『グッド・フェイス』以降の彼の考え方について訊いてみた。


2022.9.8 木曜日

カサビアン、トム・ミーガン脱退後初となる新作について語ったロング・インタヴュー

「フロントマンになりたいなんて思ったこともない」とカサビアンの新しいバンドリーダーとしての自身のポジションについて、サージ・ピッツォーノはぎこちなく笑いながら語る。「思いもよらなかったよ。人生でそんな時期が存在することなんてあり得ないと思っていたけど、実際こういうことになった。みんなでじっくり考えていた時にその選択をしなければならなかったんだ。『どうやって?』、『どうアプローチしよう?』と思ったけど、せっかくやるなら自分のやり方でやろうとなったんだ。俺が作った音楽もこのバンドも、自分たちなりのやり方でやってきたと思うしね」


2022.8.26 金曜日

ミューズ、新作『ウィル・オブ・ザ・ピープル』インタヴュー後編:僕たちの社会的な繋がりを見失いたくない

気候の非常事態が猛スピードで迫りくる中、私たちのリーダーは頭から砂の中(または化石燃料のあらゆる賄賂が存在するところ)に隠れているが、マシュー・ベラミーはロサンゼルスという破滅的状況の最前線、カオスの瀬戸際そのものという適切な場所に身を置き、焦げついた社会の灰を身をもって味わっていた。

2番目の子ラヴェラの誕生に立ち会うまでの道すがら州兵隊のトラックの横を通り過ぎたり、ブラック・ライヴズ・マターの抗議デモがロサンゼルスの街を大勢で練り歩く様子を病院の窓から眺めていたりした彼が「この子は一体どんな世界に生まれようとしているんだろう」と考えていたのは確かである。しかし、ミューズが『シミュレーション・セオリー』ツアー(サイボーグに扮したダンサーの大群の空中浮遊や、マーフという名の空気で膨らむ巨大なエイリアンが登場する内容で、1億200万ドルの総興行収入をあげた)の後にあらかじめ決まっていた休暇に入っていた中、生まれたばかりの娘を育てながらロックダウン時期を過ごしているうちに、彼はようやく第二の故郷に居心地の良さを感じるようになった。山火事が突然自宅の窓までやってきても。


2022.8.22 月曜日

ミューズ、新作『ウィル・オブ・ザ・ピープル』インタヴュー前編:大転換になる。破壊的な過渡期なんだ

グレート・リセット(※2020年に行われた世界経済フォーラム)のことは忘れてしまおう。あれは真実に目覚めたロシアのボットたちの戯言に過ぎない。そう、ロック界きっての予知能力を持つ黙示録の予言者によると、私たちは大転換に備えておく必要があるのだ。

「“大転換”という言葉を今は使いたいね」。朝のスタッフがきびきびと動き回るロンドン中心部のレストラン、ジ・アイヴィー。彼らのドレス・コードにSF風のボンバー・ジャケットは含まれるのか気になるところだが、隅のテーブルに席を取るマシュー・ベラミーは過去の気候による災難、エネルギーの危機、社会の不秩序、経済の崩壊などについてざっくりと語りながら、早口も光の速さへとスピードアップしていき、人類の存在というジレンマの革新に迫る。


2022.7.4 月曜日

イエス、来日公演と故アラン・ホワイトについて語るスティーヴ・ハウのインタヴューを掲載

5月26日、長年にわたってイエスのドラマーを務めてきたアラン・ホワイトが亡くなった。享年72歳だった。このインタヴューはそのちょうど1週間後となる6月3日にスティーヴ・ハウに対して行われたものだ。イエスの残されたメンバーはアラン・ホワイトの死後まもなく、予定されていた『危機』の50周年を記念したUKツアーならびに日本ツアーをアラン・ホワイトに捧げることを発表している。ロック界のレジェンドと言われる人物が鬼籍に入ることが多くなった中で、敢えて彼らはツアーを予定通り敢行することを選んだ。そして、今回のツアーではそんな彼らが1972年にリリースされたプログレッシヴ・ロックというジャンル自体を代表する名作『危機』を全編再現する。そこで今回、来日公演、アラン・ホワイト、『危機』について訊いたのがこのインタヴューになる。答えてくれたスティーヴ・ハウは、改めてイエスがロックに残した功績とは何だったのかを当事者として語ってくれた。


2022.3.28 月曜日

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、新作『アンリミテッド・ラヴ』決定版インタヴュー

アンソニー・キーディスは笑っている。あたたかく低い笑い声は豹が喉を鳴らしているようだ。笑っている理由は? 彼に1994年の『NME』のコミカルな表紙を思い出してもらったのだ。それは彼が高校から率いているバンドが照りつけるカリフォルニアの太陽の下で巨大なハーレー・ダビッドソンに跨るものだった。そこには赤い文字で次のように書かれている。「ソックス・ドラッグ&ロックンロール:レッド・ホット・チリ・ペッパーズはバイクで繰り出した」


2022.3.10 木曜日

ステレオフォニックス、新作『ウーチャ!』について語る中で分かった5つのこと

ステレオフォニックスは多くのバンドが夢見るだけで終わってしまうような類の長いキャリアを誇っている。25年以上を共にしてきたウェールズ出身のロッカーたちは12作目のスタジオ・アルバム『ウーチャ!』をリリースしている。とはいえ、当初はこのような計画ではなかった。


2022.3.4 金曜日

ステレオフォニックス、新作『ウーチャ!』を語った速報インタヴュー

ステレオフォニックスは通算12作目のアルバム『ウーチャ!』をリリースすることを発表し、新曲“Hanging On Your Hinges”を公開しており、それに伴って『NME』はフロントマンのケリー・ジョーンズとインタヴューを行っている。


2021.12.15 水曜日

tricot、メジャー・サード・アルバム『上出来』リリース・インタヴュー

メジャー・サード・アルバム『上出来』を12月15日にリリースするtricotのインタヴューをお送りする。イギリスの『NME』は2014年からtricotに注目してきており、バンドもこれまでに何度も海外ツアーを実施してきた。メジャー・ファースト・アルバム『真っ黒』の直後に新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、活動をペースダウンせざるを得ないところもあったが、新たなアルバムを完成させて、2022年3月から4月にかけては現時点でヨーロッパ・ツアーを行う予定となっている。バンドのキャリアを振り返りながら、話を聞かせてもらった。


2021.7.9 金曜日

マネスキン、ユーロヴィジョン・コンテスト優勝と未来へのヴィジョンを語る

ユーロヴィジョンのイタリア代表として優勝したマネスキンは『NME』にドラッグに関する報道、ロックンロールのヴィジョン、今後の予定について語っている。


2021.6.21 月曜日

NME Japanが選ぶマルーン5の名曲10曲

今月、通算7作目となるニュー・アルバム『ジョーディ』がリリースされたことを受けて、NME Japanではこれを機に選んだマルーン5の名曲10曲をお送りする。レーベルをドロップアウトした若者だったアダム・レヴィーンが21世紀屈指のヒットメーカーとなる15年以上の足跡をぜひ振り返ってみてください。


2021.6.11 金曜日

ノエル・ギャラガー、ソロの10年間を語るロング・インタヴューを掲載

2000年代でオアシスでの活動を終え、ノエル・ギャラガーが2011年代に踏み出したのはソロとしてのキャリアだった。ノエル・ギャラガーがハイ・フライング・バーズ期の10年を振り返るベスト盤『バック・ザ・ウェイ・ウィー・ケイム:Vol 1 (2011-2021)』を本日6月11日にリリースした。

言わずもがな2021年の今はリスニング・スタイルとしてストリーミング・サービスが主流で、アルバムという形態は過渡期を迎えているわけだが、ノエル・ギャラガーという人はアルバムというフォーマットを愛している人だと思う。今年のイギリスのレコード・ストア・デイでアンバサダーも務める彼だが、コロナ禍で新曲だけのアルバムを出すのは難しい中で、なんとかアルバムを出す方法として、このアルバムはリリースされるのではないかと思っている。2000年代のオアシスの楽曲をまとめたベスト盤も考えていたとノエル・ギャラガーは語っているが、それだけレコードを愛し、レコード・ストア・デイに合わせる形で本作はリリースされている。


2021.4.23 金曜日

ジョン・レノン、NMEが選ぶソロ・アルバム・ランキング 1~11位

50周年を記念して歴史的名作『ジョンの魂』のアルティメイト・コレクションが発売されることを記念して、NME Japanでは昨年12月に『NME』に掲載されたジョン・レノンのソロ・アルバム・ランキングをお届けします。1968年から1969年にリリースされた『未完成作品』3作を含むアルバムのランキングで、その偉大なキャリアを振り返ってみてください。


2021.3.10 水曜日

ザラ・ラーソン、新作『ポスター・ガール』について語るロング・インタヴューを掲載

素晴らしいニュー・アルバム『ポスター・ガール』について「かなり恋に夢中」な作品だと感想を伝えると、ザラ・ラーソンは目を輝かせた。「あら、めちゃくちゃ夢中よね!」と彼女は勢いよく答えてくれる。「恋について曲を書いたり、恋の話をしたりするのが大好きなの。私って恋に取り憑かれているんだと思う。文字通りね」


2020.12.11 金曜日

リナ・サワヤマ&Nakajin、コラボレーション記念対談インタヴュー

今回、今年4月にリリースされたリナ・サワヤマのデビュー・アルバム『サワヤマ』に収録の“Bad Friend”をSEKAI NO OWARIことエンド・オブ・ザ・ワールドがリミックスするというコラボレーションが実現した。5歳でロンドンに渡り、以降はブリティッシュ・ジャパニーズとして活動してきたリナ・サワヤマと2013年以降、海外展開を積極的に行ってきたエンド・オブ・ザ・ワールドとのコラボレーションは共に日本国籍を持ちながらグローバルな視点でポップ・ミュージックを発信している両者によるコラボレーションとなった。リナ・サワヤマは二重国籍が認められていないことから、今年のマーキュリー・プライズの対象外となったことも報じられたが、日本人というアイデンティティを持ちながら世界的マーケットで活動することについてどんなことを考えているのか、国内外に向けてエンド・オブ・ザ・ワールドとして活動するNakajinとリナ・サワヤマに対談形式で語ってもらった。


2020.11.30 月曜日

ジョージ・エズラ、2018年のロング・インタヴューを掲載

ジョージ・エズラのヒット曲“Shotgun”がHonda「オデッセイ」CMソングに起用されたことを受けて、『NME』では2018年のロング・インタヴューを掲載する。“Shotgun”を収録したジョージ・エズラのセカンド・アルバム『ステイング・アット・タマラズ』はデビュー・アルバム『ウォンテッド・オン・ヴォヤージュ』に続いて大成功を収め、2018年のイギリスの年間チャートでは2位を記録している。このインタヴューは同作がリリースされる直前に行われたものとなっている。


2020.11.14 土曜日

特集:オノ・ヨーコ、未来をイマジンする

現在、ソニーミュージック六本木ミュージアムにて2021年1月11日まで展覧会「ダブル・ファンタジー ジョン・アンド・ヨーコ」が開催されていることを受けて、2018年12月に『NME』でビッグ・リードとして掲載されたオノ・ヨーコのインタヴューを掲載する。展覧会は1966年にジョン・レノンとオノ・ヨーコが出会ってから1980年にジョン・レノンが殺害されるまでを中心に、そのキャリアを貴重な品々と共に振り返るものとなっており、それはこのインタヴューでも語られるジョン・レノンとオノ・ヨーコのクリエイティヴな関係をつまびらかに示すものとなっている。展覧会の写真を交えながら、オノ・ヨーコがキャリアを振り返ったインタヴューを読んでいただきたい。


2020.11.13 金曜日

ビリー・アイリッシュの“bad guy”公式カヴァー記念、Novelbrightインタヴュー

ビリー・アイリッシュの“bud guy”をNovelbrightが公式カヴァーしたことを受けて、Novelbrightより竹中雄大(Vo)と山田海斗(Gt)の2人にインタヴューさせてもらった。2013年にオリジナル・メンバーで結成されたNovelbrightは、今年の8月17日に“Sunny drop”でメジャー・デビューを果たしている。瞬く間に世界的アイコンとなったビリー・アイリッシュをどう見ているのか、話を聞いた。


2020.11.10 火曜日

フー・ファイターズ、新作『メディスン・アット・ミッドナイト』について語る速報インタヴュー

フー・ファイターズは2020年をこれまでのキャリアにヴィクトリー・ランを与える年にしようとしていた。25周年を迎えて、バンドはサウンドの次元を広げた通算10作目となるアルバムを完成させて、彼らは世界中のスタジアムを見据えようとしていた。


2020.11.4 水曜日

ブリング・ミー・ザ・ホライズン、『ポスト・ヒューマン:サバイバル・ホラー』を語る超ロング・インタヴュー

ブリング・ミー・ザ・ホライズンの『NME』のための表紙撮影の光景ほどこれ以上彼ららしいものはないだろう。フロントマンのオリヴァー・サイクスは暗めのスーツを着てメイクアップを施し、黒い棘のついた王冠を被ってゆっくりと部屋に入ってきて、フラッシュの光を浴びると影の長い吸血鬼ノスフェラトゥのようなシルエットを生み出している。彼の周りを取り囲むマスクをした人々はホラー映画の雰囲気を生み出し、新型コロナウイルスのためにフォト・クルーに必要なものだったとしても、バンドのおぞましいサイバー・パンクの雰囲気に感染するのを恐れているかのようだった。


2020.10.23 金曜日

ナッシング・バット・シーヴス、新作『モラル・パニック』について語るロング・インタヴューを掲載

ナッシング・バット・シーヴスが通算3作目となるニュー・アルバム『モラル・パニック』を10月23日にリリースした。イギリスのEU離脱をめぐる騒動を受けて書かれた本作は、奇しくも新型コロナウイルスのパンデミックが広がった状況と呼応するような作品になった。前作『ブロークン・マシーン』が内省的な作品だったのに対して、新作『モラル・パニック』はナッシング・バット・シーヴスにとって社会といった外部を映し出す鏡のような作品となっている。ロック・バンド不遇の時代を乗り越えて、王道のロック・サウンドを軸にしたままロンドンのO2アリーナでの公演を行うまでとなった彼らが今回このような作品を作ることになったのはなぜだったのか? ここではヴォーカリストのコナー・メイソンが新作について語ったレーベルによるオフィシャル・インタヴューを掲載する。


2020.4.19 日曜日

リナ・サワヤマ、デビュー・アルバムにまつわるロング・インタヴューを掲載

「クールじゃないものをクールにするのが好きなの」とジャンルを跨ぐオルタナティヴ・ポップの新星であるリナ・サワヤマは自身のアルバム『サワヤマ』について語る。アルバムはR&Bやカントリー、ジョジョやブリトニー・スピア


2019.12.21 土曜日

スティーヴ・リリーホワイト✕SUGIZO(LUNA SEA)、新作『CROSS』を語る特別対談が実現

U2ザ・ローリング・ストーンズなどとの仕事で知られるスティーヴ・リリーホワイトがLUNA SEAの新作『CROSS』の共同プロデュースを手掛けたことを受けて、ここではスティーヴ・リリーホワイトとSUGIZO(Gt/Violin)の対談をお送りする。スティーヴ・リリーホワイトと言えば、U2の初期3作『ボーイ』、『アイリッシュ・オクトーバー』、『WAR(闘)』をはじめ、『ピーター・ガブリエル III』、デイヴ・マシューズ・バンドの諸作など、数々のヒット作を手掛け、グラミー賞も5度受賞している名プロデューサーだが、その手腕はLUNA SEAが結成30周年のメモリアル・イヤーにリリースする通算10作目のニュー・アルバム『CROSS』でも発揮されている。