NMEが選ぶ、あなたが知らないかもしれないクイーンのトリビア50選

日本では11月9日に公開されたクイーンやフレディ・マーキュリーについて描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が、世界各国で興行的な成績を収めている。その影響は映画業界だけに留まらない。映画のタイトルにもなっている“Bohemian Rhapsody”は、1992年以来となる全米シングル・チャートへのランクインを果たし、さらに、同曲は20世紀の曲で最もストリーミングされた楽曲になったことも明らかになっている。クイーンというバンドそのものが一つの社会現象になっている今、彼らを改めて好きになった人や、新しくファンになったという人も多いことだろう。ここに紹介するのは、そんなあなたがまだ知らないかもしれないクイーンのトリビア50選だ。

1. ブライアン・メイの意外な一面

Photo: PA

では、早速トリビアをご紹介していこう。一つ目はギタリストのブライアン・メイについて。バッキンガム宮殿の屋上で演奏したこともある彼だが、今も時折、緊張や不安に襲われる時があるという。「数ヶ月おきに深刻な危機感に襲われるんだ……僕は変わった種類の動物みたいな人間なんだ」

2. フレディ・マーキュリーの出生名

フレディ・マーキュリーの出生名はファルーク・バルサラ。一方で、パスポートには「フレデリック・マーキュリー」と明記されている。

3. フレディ・マーキュリーの原点

ファルーク・バルサラはインドのボンベイ近郊の寄宿学校であるセントピーターズ・スクールに通っていた頃に「フレディ」と名乗るようになったという。

4. クイーンの紋章のデザインについて

クイーンの紋章はフレディ・マーキュリーのデザインによるもの。紋章には、4人のメンバーのそれぞれの星座が描かれている。ロジャー・テイラーとジョン・ディーコンが2匹の獅子、ブライアン・メイが蟹、乙女座であるフレディ・マーキュリーは妖精として描かれている。しかしながら、フレディ自身は占星術に興味がないのだという。

5. クイーンというバンド名について

クイーンというバンド名はフレディ・マーキュリーのアイディアである。バンド名について彼は次のように語っている。「王者の威厳が漂っているし、壮大な響きがあるからね。力強い名前で、普遍的だし、すぐに馴染んでもらえる。視覚的にもいろいろな可能性が広がっているし、様々な解釈が可能だ。ゲイに結びつくということも理解しているけど、それは一つの側面でしかない」

6. 樹齢200歳の木から作ったブライアン・メイのギター

ブライアン・メイのギターの年齢は200歳を超えている。ある意味、それは事実である。彼のギターは、樹齢200歳の樹で作られた暖炉の飾り棚のガラクタから父親と一緒に作り上げたものなのだ。

7. ミュージック・ビデオの撮影場所

“We Will Rock You”と“Spread Your Wings”のミュージック・ビデオは、どちらもロジャー・テイラー宅の裏庭で撮影されている。

8. “Keep Yourself Alive”のリリース秘話

“Keep Yourself Alive”は1973年と1975年の2度にわたってシングルとしてリリースされているが、そのいずれもトップ40入りを逃している。

9. “I Want To Break Free”でのメンバーの女装について

“I Want To Break Free”のミュージック・ビデオでメンバーが女装をして家事をするという演出はロジャー・テイラーの発案で、ドラマ「コロネーション・ストリート」に登場する女性たちにヒントを得ている。

10.フレディが“Crazy Little Thing Called Love”を書いた場所

フレディ・マーキュリーは“Crazy Little Thing Called Love”をバスルームで書き上げている。噂によれば、フレディはピアノをバスルームに持ち込んでいたのだという。ところで、ピアノは濡れなかったのだろうか？ そして、フレディは湯冷めしてしまわなかったのだろうか？

11. シングル“Bohemian Rhapsody”の成績

“Bohemian Rhapsody”はリリースされてから9週間にわたってUKシングル・チャートの首位を獲得している。UKのシングル史上3番目に売れたシングルであり、同曲よりも上位には、バンド・エイドによる“Do They Know It’s Christmas?”と1997年にリリースされたエルトン・ジョンの“Candle In The Wind”がいるのみとなっている。

12. アルバム名の由来

4作目のアルバムである『オペラ座の夜』と5作目『華麗なるレース』にあるささやかな共通点として、そのどちらもマルクス兄弟が出演するサイレント映画にちなんだタイトルが付けられている。続く6作目『世界に捧ぐ（原題：News Of The World）』は、メディア王のルパート・マードックが発行していたタブロイド紙『ニュース・オブ・ザ・ワールド』にちなんでいる。

13. クイーンの最後のツアー

1986年にリリースされた『カインド・オブ・マジック』はクイーンがツアーを行った最後のアルバムとなっている。当時は誰もその理由を知らなかった。

14. フレディ・マーキュリーの最期

フレディ・マーキュリーは1991年の11月24日にエイズによる気管支炎のためになくなっている。前日にエイズであることを公表していた矢先の出来事だった。

15. 世界一のファンクラブ

かつてのギネスブックによれば、クイーンのファンクラブ「オフィシャル・インターナショナル・クイーン・ファンクラブ」は世界で最も長きにわたって続いているロック・バンドのファンクラブだという。

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