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リアム・ギャラガー、エド・シーラン、エルトン・ジョンらはミュージシャンがビザなくヨーロッパをツアーすることを妨げるイギリス政府のEU離脱案を批判する公開書簡に署名している。

100人以上のミュージシャンが『ザ・タイムズ』紙に掲載された公開書簡でEU離脱後の貿易協定について「恥ずべき失敗だ」と述べている。

クイーンのブライアン・メイやロジャー・ウォーターズも支持しているこの公開書簡は政府に「至急やると言っていたことをして、イギリスのアーティストや機材をヨーロッパで書類なしに渡航できるように交渉する」ことを求めている。

署名者はかつては存在していた自由な移動についての「大きな穴」を警告するほか、許可を取るコストやその他のレギュレーションが「新型コロナウイルスによるライヴの禁止で持ちこたえようと苦しんでいる若い躍進中のミュージシャンを初めとして、たくさんのツアーが不可能になる」と主張している。

公開書簡はミュージシャンやクルーのビザなしのツアーのために交渉することをボリス・ジョンソン首相が拒否したことを受けて発表されている。

オリヴァー・ドーデン文化相はアーティストがビザなしでツアーできないのはEUのせいだとしていたが、「スタンダード」な提案は90日以下の旅行であればEUの国に入る際にビザは免除されるというものだったと報じられている。それを受けて今回の騒動は起こっている。

EUもイギリスの提案を断ったとする説を否定して反論し、実際に提案したのは90日以下の旅行であればEUの国に入る際にビザは免除されるというものだったと述べている。しかし、イギリスはわずか30日の独自案を提案してきたとされている。

アーティストや音楽業界の重鎮からは怒りの声が寄せられ、政府に「真剣に受け止めて解決する」よう求めているが、政府は国境の「コントロールを取り戻す」ことが優先事項であり、EUが「考えを変えない」限り、交渉は再開しないと述べている。

先日、音楽業界の関係者は現在のEU離脱案によってイギリスのアーティストがアメリカでツアーを行うのを妨げる可能性についても口にしている。隣国のヨーロッパで簡単にツアーができなくなることで「国際的認知」を得られなくなり、それによってビザが不適格になる可能性があるとしている。

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