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リアム・ギャラガーのドキュメンタリー『アズ・イット・ワズ』の監督を務めるチャーリー・ライトニングはリアム・ギャラガーについて「つらい時期を経験した普通の男に過ぎない」と語っている。

6月7日にUKで劇場公開される本作はリアム・ギャラガーがソロ・アーティストとのキャリアを始める様を追ったもので、ソロ・デビュー・アルバム『アズ・ユー・ワー』の制作やアルバムを携えてツアーに出るところをカメラ・クルーがステージでもバックステージでも密着したものとなっている。

チャーリー・ライトニングはイギリスの音楽サイト「ザ・ライン・オブ・ベスト・フィット」によるインタヴューに応じて、来たるドキュメンタリー作品について「オアシスの映画」のようには思ってほしくないと語っている。「これをオアシスの映画だったり、(2016年発表のオアシスのドキュメンタリー映画)『オアシス:スーパーソニック』の2作目のようには思ってほしくないんだ。そういう映画ではないからね」

「リアムや家族を知っている者として、最も大切なのは二人がまた友人同士に戻ってくれることであって、オアシスが再結成することではないんだ。この作品は一人の人物が辿ってきた道のりや、彼らが経験してきたことについての物語なんだ。二人が問題を解消して、純粋な友人同士に戻ってくれることを願っているよ」

チャーリー・ライトニングは次のように続けている。「映画では僕の知っているリアムを観てもらいたいと思った。彼について僕が見てきたことや、彼と過ごしてきた時間をね。彼は単につらい時期を経験したっていうだけの、普通の男に過ぎないんだよ。映画で彼のパーソナリティを描くのに、余計なものなんて必要ないんだ。すべてが収められているんだからね。彼のお母さんが言っていたように、彼はちっとも変わってなどいないよ。ずっと自分に忠実に生きてきたんだよ」

10年以上にわたってリアム・ギャラガーを近くで撮影してきたチャーリー・ライトニングにとって、共同で本作の監督を務めたギャビン・フィッツジェラルドの存在はとても大きかったようで、続けて次のように語っている。

「僕がリアムをよく知っているということや、プロジェクトに長らく近いところから携わっていたということもあって、一切関係のない人に参加してもらおうとずっと考えていたんだ。最終的にギャビン・フィッツジェラルドが参加してくれることになったんだけど、僕の目が行き届かないところにまで目を向けてくれるから、プレッシャーが軽くなったんだ」

「これって本当にありがたいことでね。映画の成功や彼の復活にかかる重圧もそうだし、映画を観たいと思ってくれる人たちからの期待値も大きいわけでさ。映画というのは大勢の人たちが参加して作るもので、プロデューサーにマネージメント……誰もが映画やその物語に対する意見を持っているんだ」

ポール・マッカートニーのツアーにビデオグラファーとして帯同していることでも知られるチャーリー・ライトニングは、続けて次のように語っている。「僕のキャリアについて言えば、僕はポール・マッカートニーとも10年にわたって仕事をしていて、あらゆることが起きる状況や、その中で時間をかけて作り続けていくようなプロジェクトには慣れているんだけどさ。この映画に使えそうな映像はたくさんあったから、早い段階で映画の構成は頭に浮かんでいたんだ。最終的にギャビンが加わってくれるよりも前に、構成はほとんどできていたんだよ」

一方、リアム・ギャラガーはニュー・シングル“Shockwave”を6月7日にリリースすることを示唆している。

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