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アラン・マッギーの伝記映画を制作するチームはリアム・ギャラガー役を一般から募集している。

アラン・マッギーの伝記映画である映画『クリエイション・ストーリーズ(原題)』については先月、ダニー・ボイルがエグゼクティヴ・プロデューサーを務めることが発表されている。アラン・マッギーの同名の著書を原作とする本作は『トレインスポッティング』で知られるアーヴィン・ウェルシュが脚本を手がけている。

今回、バーニング・ホイール・プロダクションとダン・ハバード・キャスティングは映画でリアム・ギャラガーを演じる役者を募集している。撮影は来月からスタートするという。

「不遜な自信を持っていますか?」と募集文面には記されている。「容姿はどうですか? 声を持っていますか? 私たちは髪型やアノラック以上のものを探しているのです」

18歳から23歳の男性が対象となっており、現地時間5月31日18時までに自分で撮影したオーディション映像を指定のメールアドレスに送ることで応募できる。

「『トレインスポッティング』がクリエイションを手がけるようなものだね。コンセプトを理解してもらえればさ」とアラン・マッギーは『NME』に語っている。「ソニーの2人の重役が盛大にやり合っているのを僕が見ているというシーンがあるんだけどね。すごく面白いものになると思うよ」

1990年代の音楽業界を描いた小説『キル・ユア・フレンズ』を基にした映画『マッド・ドライヴ』で描かれているような当時の騒乱も見ることができるのかと訊かれると、アラン・マッギーは次のように答えている。「(『キル・ユア・フレンズ』の著者である)ジョン・ニヴェンは本当に才能があると思うよ。彼は彼自身のものを作り上げたわけだけど、僕の本は内容のほとんどが実際に起きたことだからね。映画はまさにそのアーヴィン版という感じなんだ」

「僕と父親が夕日に向かって歩いているシーンがあるんだけど、父親とは30年話していないわけでね。だからそれほど現実に忠実なものではないんだ」

アラン・マッギーは1983年にクリエイション・レコーズを設立しており、以来、1999年に倒産するまでオアシスやプライマル・スクリーム、ティーンエイジ・ファンクラブ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインなどのアーティストを輩出している。また、最近はマネージメント業にも乗り出しており、ジーザス&メリー・チェインやハッピー・マンデーズらのマネージメントを担当している。

映画『クリエイション・ストーリーズ』は同名のアラン・マッギーの自伝をもとにアーヴィン・ウェルシュとディーン・キャバナが脚本を手がけたものとなっている。映画にはルパート・エヴェレットやスキ・ウォーターハウス、ジェイソン・フレミングらが出演することが発表されている。また、ダニー・ボイルが監督した映画『トレインスポッティング』でスパッド役を演じたユエン・ブレムナーがアラン・マッギー役を演じることも明らかになっている。監督は『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で知られるニック・モランが務めるという。

一方、リアム・ギャラガーはニュー・アルバムが正式に完成したことを明かしているほか、ソロ・アーティストとしての復活を追ったドキュメンタリー作品『アズ・イット・ワズ』が6月6日・7日に上映されることが決定している。

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