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ジョニー・マーは1987年のザ・スミスの解散の理由についてざっくばらんに語っている。

ジョニー・マーはこの年の7月にバンドを脱退しており、短期間のあいだ元イースターハウスのギタリストのアイヴァー・ペリーが代わりを務めていた。しかし、アイヴァー・ペリーはザ・スミスの通算4作目にして最後のアルバムとなった『ストレンジウェイズ・ヒア・ウィ・カム』がリリースされたこの年の9月までモリッシーとの関係を続けることはできず、最終的にバンドは解散している。

『ガーディアン』紙の最新インタヴューのなかで、解散の原因は一連のプロのマネージャーをクビにした後、バンドをマネージメントしなければいけないという彼にのしかかったプレッシャーのためだったとしている。

「それがバンドを分裂させたものだよ」とジョニー・マーは語っている。「今日という日まで、有名なロック・バンドを23歳のギタリストがマネージメントすべきだと考えている人に会ったことがないね」

そもそもバンドのマネージメントを手掛けることに同意したのはなぜだったのかという問いには次のように答えている。「そうだな、僕らはマネージメントできないと見なされていたからね。僕らがマネージャーを解雇する時、いつも僕がそれに取り組まなければならなかったしね。バンドの寿命が終わりを迎えなければならなかった時、僕のパートナーは当時のマネージャーと仕事をしないところまで来てしまっていて、僕のパートナーによって僕に回ってきたんだよ。それで、僕らはどうするか立ち返らなければならなかった。僕にはその準備ができていなかったし、続けられないものになってしまったんだ。続ける道はなかったんだよ」

「誰か取り仕切ってくれて、うまくやってくれる人を待ってたんだけどね。そうはならなかったんだ」と彼は続けている。「コントロールして対処するにはやるべきことがたくさんあったからね」

インタヴュアーが「追い出されたのか」と尋ねる前に、ジョニー・マーは次のように続けている。「追い出されたかって? そうだね。あのすべてについては目に見える公での兆候があったしね」

「だって考えてもみてくれよ。試されているような感じだったし、バンドでの僕の役割も続けられない感じだったんだよ。どんな解散でも、そういう悪いことが起きるわけだけどさ」

ジョニー・マーは11月3日に回想録『セット・ザ・ボーイ・フリー(原題)』を刊行する。モリッシーは2013年に自伝を刊行している。

『ガーディアン』紙のインタヴューでは他にも2008年にモリッシーと会って、再結成について話し合ったことについても紹介している。こちらは自伝からの抜粋となっている。

先日、モリッシーはザ・スミスの再結成について「その質問がもはや意味を持たないくらいに、今は隔絶してしまっているんだよ」と語っている。

https://nme-jp.com/news/24356/

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