
Photo: Anna Isola Crolla
ベル・アンド・セバスチャンはスコットランド代表のワールドカップ・アンセム“It Only Takes One Lion”を発表している。
“It Only Takes One Lion”は6月2日にリリースされており、予選でデンマークに後半アディショナルタイムで得点して4対2で劇的な勝利を収めた後に書かれたという。
“It Only Takes One Lion”のミュージック・ビデオはこちらから。
「まるで歴史を目撃しているかのように感じたんだ。昔の宝くじのコマーシャルに出てくる神の手が、僕たちを指し示しているようだった」とスチュアート・マードックは予選での勝利について語っている。「決まっていたかのようだった。スコットランドはそれほど強いチームではないし、デンマークの方が強い。でも、あの日はスコットランドが勝つことが運命づけられているかのようだった。4ゴールのうちの3ゴールは美しいものだった」
ピート・ファーガソンとの共作・共同プロデュースによる“It Only Takes One Lion”は『タイガーミルク』と『天使のため息』のアニバーサリーを記念したロンドンのロイヤル・アルバート・ホール公演で初披露されていた。
スチュアート・マードックはワールドカップ出場決定後のスコットランドの雰囲気について次のように語っている。「面白いよ。どこに行っても感じるんだけど、ワールドカップには懐疑心と期待感が入り混じっている感じなんだ。実際に大会が始まれば、みんな楽しむんだろうけどね。FIFAのこと、ドナルド・トランプ大統領に授与された平和賞のこと、チケット価格のことなど、そういうことにはうんざりしているようだからね。メキシコでもそんな感じだった。過剰な宣伝にうんざりしているんだよ。今はアメリカにいるんだけど、過剰な宣伝は鵜呑みにしちゃいけないよね。人あってのものだから。でも、アメリカは素晴らしい国だし、訪れるのも大好きだし、都市が好きなんだ。アメリカの楽観的な雰囲気は、きっと良い大会にしてくれるんじゃないかな」
「スコットランドは間違いなくみんな楽しみにしているよ。理解してもらいたいのは30年近く出場できなかったということだよね。だから、猫も杓子もそのために曲を書いているんだよ」
ワールドカップのアンセムを書くことになった経緯についてスチュアート・マードックは次のように続けている。「予定していたわけではなかったんだ。目が覚めたら、頭の中にメロディーと感情が浮かんでいた。曲作りって、本来そうあるべきだよね。自分を抑えきれなくて、すごく自然な流れだった。最初の部分は今回のワールドカップ代表チームと予選について感じたことを書いた。どちらかというと内省的な内容だった」
「『日々は暗く、長く…』という歌詞はサッカーに対する全般的な感情を歌っているんだ。最近は自分のチームの試合をよく観に行くんだけど、この曲はサッカー、そして過去50年間スコットランド代表を応援してきた自分の気持ち、その浮き沈みも含めて、自分なりの小さなアンセムなんだよ。心を込めた曲なんだ。8歳か9歳の頃、スコットランド代表は僕にとって本当に大切な存在で、一番夢中になっていたものだった。歌詞では78年と82年のワールドカップ前に、代表メンバー全員の名前を暗記していたことを書いた部分もあるんだ」
ベル・アンド・セバスチャンは9月に来日公演を行うことも決定している。
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