Photo: GETTY

マーキュリー・プライズは2026年の候補作品が発表されており、ポール・マッカートニー、ジェイド、ニア・アーカイヴス、デイヴ、スウェードらの作品や『ヘルプ(2)』が候補となっている。

史上初めてロンドン以外となるニューカッスルで授賞式が開催されて過去最大級の盛り上がりを見せた2025年のマーキュリー・プライズはサム・フェンダーのサード・アルバム『ピープル・ウォッチング』が同賞を受賞している。

2026年のマーキュリー・プライズは10月22日に昨年に引き続きニューカッスルで授賞式が開催されることが決定している。

候補資格はイギリスもしくはアイルランドのアーティストが2025年8月30日から2026年7月17日までにリリースした作品となっている。なので、チャーリーXCXの『ミュージック・ファッション・フィルム』は間に合わなかったが、ニア・アーカイヴスの『エモーショナル・ジャングリスト』は対象内となっている。

今年ノミネートされた大物アーティストとしては2019年に『サイコドラマ』でマーキュリー・プライズを受賞したデイヴは『ザ・ボーイ・フー・プレイド・ザ・ハープ』で再びノミネートされている。

フローレンス・アンド・ザ・マシーンは通算6作目となる最新作『エヴリバディ・スクリーム』で4度目のノミネートとなっており、オリヴィア・ディーンは大成功を収めているセカンド・アルバム『ジ・アート・オブ・ラヴィング』がノミネートされているほか、レイもセカンド・アルバム『ディス・ミュージック・メイ・コンテイン・ホープ』で再びノミネートされている。ポール・マッカートニーは内省的な作品『ダンジョン・レインの少年たち』でノミネートされており、ポール・マッカートニーがマーキュリー・プライズの候補になるのは今回が初めてとなっている。

他にもウォー・チャイルドによるコンピレーション・アルバム『ヘルプ(2)』も候補となっており、本作にはアークティック・モンキーズ、フォンテインズD.C.、デペッシュ・モード、デーモン・アルバーン、ヤング・ファーザーズ、イングリッシュ・ティーチャー、オリヴィア・ロドリゴといったアーティストが参加している。1995年にリリースされた『ヘルプ』も1996年にマーキュリー・プライズの候補となっている。

リストを締めくくるのは「世代を代表する歌声」と評されるアイルランド人歌手のダヴ・エリスによる『ブリザード』、元リトル・ミックスのメンバーであるジェイドのソロ・デビュー作『ザッツ・ショウビズ・ベイビー!』、ニューカッスル出身のジャズ/ポエトリー・ユニットであるナッツによる『ア・グレート・デイ・イン・ニューカッスル』、自身2度目のノミネートとなるコジェイ・ラディカルの『ドント・ルック・ダウン』、スウェードの『アンチディプレサンツ』となっている。スウェードは1993年のセルフタイトル作での受賞を含め、今回が3度目のノミネートとなっている。

今年の候補から惜しくも漏れた作品としてはリリー・アレンの『ウェスト・エンド・ガール』、ハリー・スタイルズの『キス・オール・ザ・タイム. ディスコ, オケージョナリー.』、ブラッド・オレンジの『エセックス・ハニー』、ヤード・アクトの新作『ユーアー・ゴナ・ニード・ア・リトル・ミュージック』、ザ・ラスト・ディナー・パーティーのセカンド・アルバム『フロム・ザ・パイア』、そしてボーズ・オブ・カナダのカムバック作『インフェルノ』などが挙げられている。

授賞式では候補アルバムに選ばれた12組のアーティストの多くがパフォーマンスを披露する予定となっており、その模様はBBCで放送される。

候補作の一覧は以下の通り。

Dave – ‘The Boy Who Played the Harp’
Dove Ellis – ‘Blizzard’
Florence + The Machine – ‘Everybody Scream’
JADE – ‘THAT’S SHOWBIZ BABY!’
Knats – ‘A Great Day In Newcastle’
Kojey Radical – ‘Don’t Look Down’
Nia Archives – ‘Emotional Junglist’
Olivia Dean – ‘The Art of Loving’
Paul McCartney – ‘The Boys of Dungeon Lane’
RAYE – ‘THIS MUSIC MAY CONTAIN HOPE.’
Suede – ‘Antidepressants’
War Child Records – ‘HELP(2)’

今年の受賞者はイングリッシュ・ティーチャー、エズラ・コレクティブ、リトル・シムズ、デイヴ、アーロ・パークス、ウルフ・アリス、ヤング・ファーザーズといった近年の受賞者や、アークティック・モンキーズ、エルボー、パルプ、ポーティスヘッド、PJハーヴェイ、フランツ・フェルディナンドといった過去の受賞者の仲間入りを果たすことになる。

審査員には音楽ライター兼放送作家のソフィー・ウィリアムズ、『ザ・タイムズ』紙のロック・ポップス担当評論家であるウィル・ホジキンソン、作曲家・DJ・ラジオパーソナリティのアフロドイチ、放送作家兼ミュージシャンのダニエル・ペリーが名を連ねている。

さらにBBCラジオ2のジェイミー・カラム、ジェフ・スミス、リア・ストーンヒル、ミスタジャム、『ケラング!』誌のクリエイティヴ・ディレクターであるフィル・アレクサンダー、シアン・エレリも参加しており、ジェフ・スミスが審査員長を務める。

昨年のマーキュリー・プライズでは授賞式と共に1週間にわたるイベントやトークショーなどの関連プログラムも開催されており、イギリス北東部に8000人以上が訪れることとなっている。そのおかげで総額87万4,724ポンドの経済効果があり、地域経済に推定55万2,868ポンドの付加価値をもたらし、地元住民35名が就業経験を積む機会に繋がっている。

【Amazon.co.jp限定】ザ・シェル・タルミー・レコーディングズ - デヴィッド・ボウイ (メガジャケ付)
Amazonで見る
価格・在庫はAmazonでご確認ください

Copyright © 2026 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ