40 ザ・フー

Woodstock ’69

フェスティバルでもっぱら『トミー』収録曲をパフォーマンスしている間、最も注目されたのは観客同士のけんかだろう。“Pinball Wizard”の演奏中に、当時ベトナム戦争に抗議していたアビー・ホフマンがステージに上がりマイクを奪った時、ギタリストのピート・タウンゼントは「失せろ!」と怒鳴った。そして抗議活動への反対の表明として、ギターを壊してまでもアビー・ホフマンを殴った。


39 フランツ・フェルディナンド

T in the Park ’06

2006年において、我々はアレックス・カプラノスの皮肉めいたウィンク、あるいは物知り顔のどちらが好きだったのか、よく分かっていなかった。アート好きの彼らは賞讃の絶頂にいて、大喜びで地元のキンロスで開催されたフェスティバルで凱旋ライヴを行った。2作目のアルバム『ユー・クッド・ハヴ・イット・ソー・マッチ・ベター』を発売しており、ライヴの見どころはもちろん“Take Me Out”だった。


38 ピクシーズ

Reading Festival ’90

バンドが絶好調の中、『ボサノヴァ』発売直後となったボストン出身バンドのヘッドライナーとしてのステージは、あり余るほどの素晴らしさに満ちたもので、90分間のライブで完璧なセットリストを見せつけてくれた。ピクシーズの重要曲(“Debaser”、“Gigantic”、“Where Is My Mind”といった楽曲はすべて演奏された)も網羅されていた。


37 ミューズ

Reading Festival ’90

2007年のワイト島フェスティバルでのライヴをハイファイブで祝福したいのには2つの理由がある。ひとつは『ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ』の成功、ふたつめはマット・ベラミーが29歳という記念すべき歳を迎えたことだ。正真正銘のヒット曲、贅沢なライティング、いくつかの不安定で異空間を思わせる陰謀説。なるほど、ここからミューズの新時代は始まったのだ。


36 U2

Live Aid ’85

おそらくこの瞬間に、U2はスーパースターになったのだろう。彼らのライヴはたった20分だったにもかかわらず、ライヴ・エイドの大義名分を取り巻く情熱をとらえてみせたのではないか。ボノの目立つマレットヘア、というゲストも注目に値する。


35 ケヴィン・ローランド

Reading Festival ’99

ケヴィン、君は変わってしまった。髪型のせいなのか? 元ディキシーズ・ミッドナイト・ランナーズのメンバーだったケヴィン・ローランドは、スポーツ用のサスペンダー、白いドレスを身にまとってフェスティバルに登場し、ヒット曲をあえてやらずに不思議なカヴァー曲(なに? ホイットニー・ヒューストンの“The Greatest Love Of All”だって?)を披露した。のちに「わたしはレディーよ!」と主張している(オーケー、そうではないと思うけど、そうだったらいいね)


34 クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ

Glastonbury Festival ’02

「ニコチン、バリウム、バイコディン、マリファナ、エクスタシー、そして酒」という歌詞以上に、フェスティバルにおいて刺激的な歌詞があっただろうか。いや、我々はチャンバワンバの“Tubthumping”を数に入れていないわけだが。デイブ・グロールを迎えて、ジョシュ・オムを中心とするバンドは、騒々しいライブで、まさに“Feel Good Hit Of The Summer”をその場で体現してみせた。


33 アンダーワールド

Reading Festival ’96

メインステージで不運にもザ・ストーン・ローゼズが崩壊していた頃、アンダーワールドは最高のレイヴで観客に「Banging(サイコー)」という言葉を使うように指示していた。“Born Slippy”の知名度(「トレインスポッティング」のおかげである)に便乗して、記憶に残るパフォーマンスでアンダーワールドのバンド史上最高の瞬間になったはずだ。サイコー(失礼)。


32 T.レックス

Glastonbury Festival ’70

それは第1回目のグラストンベリー・フェスティバル(俗に言う「ピルトン・フェスティバル」である)の時のことで、T.レックスのリーダー、マーク・ボランはビロードのカヴァーの付いたビュイックで到着した。伝説によると、マイケル・イーヴィスが彼の車をなでると、マーク・ボランが「俺の車に触るな」と怒ったらしい。まったく平和と愛の精神ですか。なるほど。とにかく、この時のライヴのおかげで、T.レックスは長髪のフォーク・シンガーから裕福なロックスターへ転換できたのである。


31 レイジ・アゲンスト・ザ・マシーン

Reading Festival ’08

2000年以来、数えるほどのライヴしか行っていないが、彼らの政治的なメッセージは常に的を射て、重要な意味を持ってきた。オレンジ色のオーバーオール(グアンタナモ収容所、もしくはセインズベリーのプラスチックの買い物袋を意味すると思われる)と“Killing In The Name”の辛らつなパフォーマンスと共に、彼らは機に臨んでなすべきことをやってのけた。


Copyright © 2021 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.

関連タグ