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ザ・スミスの前身バンドの「失われた」楽曲が今回初公開され、リリースされる。

フリーク・パーティーという名前のバンドは、ギタリストのジョニー・マーとベーシストのアンディ・ルーク、ドラマーのサイモン・ウォルステンクロフトによって結成され、モリッシーとドラマーのマイク・ジョイスと共にザ・スミスを結成する半年前にこの音源のレコーディングを行ったという。

今回、サイモン・ウォルステンクロフトは1981年にレコーディングされたテープの音源を初公開し、現地時間10月24日に500枚のアナログ盤を自身のファンキー・サイ・レコーズよりリリースする。

今回公開された楽曲“Firefly”では、ジョニー・マーの間違えようのない象徴的なギター・サウンドを聴くことができるものの、全体のサウンドはザ・スミスよりもずっとファンクやディスコに影響された音楽性となっている。『マンチェスター・イヴニング・ニュース』によれば、サイモン・ウォルステンクロフトはパーラメントやファンカデリックに影響を受けていたと語っているという。

ヴォーカルはアンジー・ブラウンが務めており、「ザ・スミスの5人目のメンバー」とも言われるクレイグ・ギャノンがギターで参加している。彼は後に“Panic”や“Ask”のレコーディングに参加したほか、1986年のツアーにも参加している。

“Firefly”の音源はこちらから。

http://www.manchestereveningnews.co.uk/whats-on/music-nightlife-news/lost-smiths-demo-released-vinyl-12059974

“Firefly”のアナログ盤はロンドンのラフ・トレードのほかアマゾンで発売される。11月26日にはデジタルでもリリースされる。このテープからの2曲目の音源となる“Don’t Push Your Luck”は後日リリースされる見込みとなっている。

また、ジョニー・マーは11月3日に自伝『セット・ザ・ボーイ・フリー』を刊行する予定となっている。この本の刊行にあたってジョニー・マーはイギリス国内でトークショーを行うことも発表されている。

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