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ノエル・ギャラガーが製作中のオアシスのドキュメンタリー映画について期待できないであろうものをほのめかしている。

昨年、成功を収めたエイミー・ワインハウスの伝記映画を製作したチームは、次回作として、オアシスの結成初期からバンドとして成功するまでを描いた映画を制作している。制作側は「前例のない」形でバンドを取材し、初公開となる映像も得たと語っており、ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーも「お気に入りの思い出を明かし、インタヴューで見解の述べること」に合意したという。

今回、『GQ』誌の取材に答えたノエル・ギャラガーは、膨大な量の残っている映像があるとしている。「ライヴの前の舞台裏のシーンの映像なんかがあるんだけど、そのほとんどは使えないんだ。途轍もないほどドラッグをやってるからね」

制作会社「オン・ザ・コーナー」のジェイムス・ゲイ・リーと監督のアシフ・カパディアがこのプロジェクトには参加しており、アシフ・カパディアがエグゼクティブ・ディレクター、そしてマット・ホワイトクロスが監督を務める。マット・ホワイトクロスはコールドプレイのミュージック・ビデオを何本も手掛け、2012年の映画『スパイク・アイランド(原題:Spike Island)』の監督も務めている。

UKボックス・オフィスのチャートによると、エイミー・ワインハウスの映画『エイミー』は歴代興行収入第2位のドキュメンタリー映画となっており、総額344万ポンド(6億4千万円)の売り上げを記録している。さらに本作は、アシフ・カパディアの受賞作『アイルトン・セナ ~音速の彼方へ』も上回っている。

オアシスは2009年に解散しており、再結成の可能性についての噂は絶えずささやかれているが、グラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーとしてオアシスの再結成について、「必要なギャラを主催者側が支払わない」とノエル・ギャラガーは語っている。

ノエル・ギャラガーは先日、デヴィッド・ボウイに一部インスパイアされたというニュー・アルバムについて語っている。

「俺は今、スタジオに入ってるんだ」とノエル・ギャラガーは米『ローリング・ストーン』誌に語っている。「相当にやらかしてる最中なんだよ」

「俺がやってるあれこれは、今回の場合特に、という意味だけど、アメリカではマジできっちりと無視されることになると思う」とノエル・ギャラガーは語っている。「他の作品が相手にされなかったのとはレベルが違う。まったく無視されることになるよ。それが俺の目指してるところなんだ、ガチで完全なる匿名性ってことだ。ニューヨークに行って、毎月誰かからしつこく質問されるのはもうウンザリなんだ。そういうのマジで終わりにしたいからさ」

ノエル・ギャラガーはまた、現在制作中の自身の楽曲に1973年リリースの“The Jean Genie”のコーラスを取り入れたことについても触れている。「ほんの少しいただいちゃったよ」とノエル・ギャラガーは認めている。「あの『ウーフー!』」ね。その内、俺の曲のどれかで聴くことになるよ」

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