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ダフト・パンクのトーマ・バンガルテルは映画『トロン:レガシー』のサウンドトラックを手掛けたことについて「気が滅入るような」仕事だったと振り返っている。
トーマ・バンガルテルはA24のポッドキャストでブラッド・オレンジことデヴ・ヘインズと対談しており、映画『トロン:レガシー』の仕事について振り返っている。
トーマ・バンガルテルは『トップガン マーヴェリック』や『F1/エフワン』も手掛けたジョセフ・コシンスキー監督がダフト・パンクに完全なエレクトロニック・サウンドのスコアを期待していたが、ギ=マニュエル・ド・オメン=クリストとトーマ・バンガルテルはこの機会をオーケストラと仕事をするものにしたいと思っていたと説明している。
「当初、監督は『いや、君たちには完全なエレクトロニック・スコアを作ってほしいんだ』という感じだったんだ」とトーマ・バンガルテルは語っている。「その頃には15年ぐらいにわたって、そういう音楽を作っていたからね。だから、『ハリウッドに行って、『ファンタジア』のようなものをやりたい。だって、ディズニーだからね。フル・オーケストラでやりたいんだ』と言ったんだよ」
トーマ・バンガルテルはスコア用のシンセサイザーの音作りに何ヶ月も費やしたが、それを映像に合わせる作業は非常に困難なものになったという。「問題だったのは、映像に合わせて実験を始めた時、周波数的に中音域にある音がすべてセリフとぶつかってしまうということだった」
「『音楽として本当に素晴らしいものが作れるアイデアがたくさんあるのに』と感じながらも制約を感じざるを得ない状況だった。映画音楽というのは一歩引いて、演技や演出を立て、邪魔にならないようにしなければならないものだからね」
「ずっと気が滅入るような作業だったね。アイディアがあって、『よし、あれを取り入れよう』と思っても、結局はより伝統的なやり方に立ち返らざるを得ないという状況だったからね」
「伝統というのは単なるルールにとどまらず、時には常識のようなものだったりもする。『試してはみたけど、うまくいかなかった』、そんな感じだったんだ」
映画『トロン:レガシー』のサウンドトラックはダフト・パンクにとって初の本格的な映画スコアであり、当時トーマ・バンガルテルは「これまで関わった中で断然で最も挑戦的で複雑な仕事だった」と語っている。2020年には映画の10周年を記念して、未発表曲を含むサウンドトラックのデラックス・エディションがリリースされている。
ダフト・パンクは28年に及ぶ活動を経て、2021年2月に解散したことを発表している。トーマ・バンガルテルとギ=マニュエル・ド・オメン=クリストは解散の必要性について言及しており、トーマ・バンガルテルはグループを終わらせられたことについて「ほっとしている」と述べている。
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