Photo: GETTY / Mert Alas & Marcus Piggot

テイラー・スウィフトは「チーム・トランプ」がTikTokに投稿した動画で自身の楽曲を使えないように、楽曲の使用を差し止めたことが明らかになっている。

ホワイト・ハウスの公式アカウントを含め、これまでドナルド・トランプ大統領に関連するTikTokアカウントは投稿にテイラー・スウィフトの楽曲を使用してきたが、今回、“August”を使用した「チーム・トランプ」の動画に加え、テイラー・スウィフトは“Opalite”や“Father Figure”といった自身の楽曲を使用していた大統領スタッフによる過去の投稿についても音声を無効化したことが明らかになっている。

しかし、一部“The Fate of Ophelia”を使用したホワイト・ハウスの動画はそのまま楽曲が使用可能となっている。

@teamtrump I’m sure @Taylor Swift is going to be super excited we used her song! #taylorswift #maga #august ♬ som original – ⸆⸉ ོ

テイラー・スウィフトが最終的にどのような経緯でこの措置に踏み切ったのかは定かではないが、8月上旬に投稿された「チーム・トランプ」の投稿には「私たちが彼女の曲を使ったことにテイラー・スウィフトもきっと喜ぶはずだ」と記されていた。

ソーシャル・メディアへの投稿で自身の楽曲をドナルド・トランプ大統領に使用されることを批判するアーティストは跡を絶たないが、取れる対抗手段は限られている場合が多く、関係する権利はレーベルや音楽出版社、その他の権利者に分散しており、それらの権利者がプラットフォームとライセンス契約を結んでいる場合も考えられる。

テイラー・スウィフトは自身の楽曲の原盤権と音楽出版権を完全に自ら管理しているため、より強硬な措置を行使できる立場にある。

今年7月、テイラー・スウィフトは自身の弁護士チームが「バカげている」と評した歌詞を巡る著作権侵害訴訟で勝利を収めたことも明らかになっている。

この著作権侵害訴訟はフロリダ州で自費出版で詩集を刊行しているキンバリー・マラスコという人物が起こしたものとなっている。キンバリー・マラスコはテイラー・スウィフトが自身の詩からフレーズやインスピレーションを盗用して、10曲以上の歌詞を作っていたと主張していた。

現地時間7月6日、連邦判事のアイリーン・キャノンはこの訴えを棄却しており、詩と歌詞の間に見られる唯一の共通点は「ガスライティング(心理的揺さぶり)」への曖昧な言及や、「ありふれた比喩」、「一般的な観察」といったものに過ぎないと指摘している。

判事は判決の中で次のように述べている。「これらは典型的なテーマや概念、単独の単語であり、まさに著作権法が保護の対象としない種類のものです。侵害されたとされる要素――基本的なアイディア、テーマ、比喩、単独の単語、短いフレーズ――は保護されるべき表現ではなく、侵害されることもありません」

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