Photo: GETTY

ノエル・ギャラガーは新たなインタヴューでオアシスでキャリアを始めた時にテレビ番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』に出演した時のことを振り返っている。

オアシスは1994年6月30日に『トップ・オブ・ザ・ポップス』に初出演して、セカンド・シングルだった“Shakermaker”をスタジオ・パフォーマンスで披露している。

『グレイテスト・ヒッツ・ラジオ』に出演したノエル・ギャラガーは当時のことを次のように振り返っている。「『トップ・オブ・ザ・ポップス』に初出演した後に母親が俺たちのやっていることは真っ当なことだとやっと受け止めてくれたんだ。母親は『ロンドンで何をやってるの?』という感じだったから、『俺たちは『トップ・オブ・ザ・ポップス』に出るんだ。俺たちはすごいって言っていただろ』と言ってやったよ」

「『トップ・オブ・ザ・ポップス』に出ただけで成功したような感じだった。そういうことなんだよ。でも、素晴らしかったけど、幻想も打ち砕かれたよね。だって、全員が億万長者だと思っていたんだ。ディーゼルのピックアップ・ヴァンかなんかで行ったんだけど、そこにガソリンを入れた奴がいて、故障しちゃったんだ。失敗するコメディみたいだったね」

「でも、出るのは好きだった。出演するのを拒否した唯一のバンドだったと思う。他の奴らはみんな『『トップ・オブ・ザ・ポップス』でライヴをできますか?』という感じだったけど、『出演しないよ。正直、バーで酔っ払って、たちの悪いモノマネをやっているほうがましだ』という感じだったからね」

先日、ノエル・ギャラガーは『NME』のインタヴューでオアシスとハイ・フライング・バーズのそれぞれの作品にある「よくないところ」について語っている。

ノエル・ギャラガーは先週リリースされた新作『カウンシル・スカイズ』にも既に直したい部分があることをインタヴューで認めている。

ノエル・ギャラガーは新作に収録されている“Think Of A Number”について「デヴィッド・ボウイの感じがある」としながらも次のように語っている。「時間があったら、この曲をオープニング・トラックにしてただろうね。俺が作ったアルバムはどれも何かしら直したい部分があるんだ」

「今回はほぼ完璧だけど、最大の落ち度は1曲目の“I’m Not Giving Up Tonight”を最後にして、“Think Of A Number”を1曲目にするべきだった。手遅れになるまで、そっちのほうが強いと思えなかったんだ。なんてこったと思うけど、まあ、しょうがないよね。自分の音楽だったらヘマも許されるんだ」

他のアルバムの直したい部分を訊かれると、ノエル・ギャラガーはオアシスの作品から言及している。「『モーニング・グローリー』のサウンドはまったく好きじゃないんだ。完璧なのは『ディフィニトリー・メイビー』だけだと思う。『ビィ・ヒア・ナウ』は曲が長すぎる。『スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ』はいい曲が足りないし、フィルターが多かった。『ヒーザン・ケミストリー』は“Little By Little”とか、“Stop Crying Your Heart Out”とか、いい曲がいくつかあるけど、それ以外は『ふーん』って感じだよな。『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』はすごくいい。『ディグ・アウト・ユア・ソウル』は終盤に向けて尻すぼみになっていく。何かしらよくないところがあるんだ」

ノエル・ギャラガーはハイ・フライング・バーズ名義のソロ・アルバムについても語っている。「最初のアルバムは“Stop The Clocks”があり得なかった。いらなかったね。2枚目は“The Mexican”がダメだった。『フー・ビルト・ザ・ムーン?』はサウンド的にはいい作品だけど、トラックリストが偏っているよね」

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ