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スティーヴィー・ワンダーはアメリカ内での人種間の緊張とドナルド・トランプ大統領の失政について語った動画を公開している。

ソーシャル・メディアに投稿された動画でスティーヴィー・ワンダーはアメリカ国内の奴隷だった人々の解放を祝福する6月19日のジューンティーンスを振り返っている。

「先週の金曜日は多くの人々がジューンティーンスを祝った」と彼は語っている。「自分もそうだったよ。でも、そうじゃない人たち、そうしてこなかった人たちもたくさんいる。事実として、3つの州では記念日として認められていない。ノース・ダコタ州、サウス・ダコタ州、ハワイ州ではね。僕らが今なお闘っている自由を謳歌するのはどんな気分だった? それはあまりに身近なものとして感じてきたし、今もそう感じている」

キング牧師記念日が祝日になるまで18年かかったことに触れながら、自身の曲“Visions”の一節「I’m not one who makes believe/I know that leaves are green」を引用しながら変化は起きることについて説明している。

「人生に終わりがあるなら、すべてのことに終わりがある。組織的人種差別も終わりを迎えるし、警察による残虐行為も終わりを迎えるんだ」とスティーヴィー・ワンダーは語っている。

「黒人やブラウン・ピープルへの経済的抑圧だって終わりを迎えるし、人々も終わりを迎える。行動なきムーヴメントは現状に留まるムーヴメントでしかない」

彼はドナルド・トランプ大統領が投票で敗北を喫する見込みがあるなか、来たる大統領予備選挙でふさわしい候補者に投票するよう呼びかけている。

「左派からの意見も聞くし、右派からの意見も聞いている」と彼は語っている。「ありとあらゆる意見を見てきたけど、この国に対する罪を償う全員が賛成するような試みは聞いたことがない。この国で最も高い地位にいる人物がどちらの側にも素晴らしい人がいると言っていたけど、自分としては曖昧な物言いのように思っている」

「『黒人とは素晴らしい関係にある』と言いながら、平和的抗議者を『暴漢』と呼び、移民を『レイピスト』と呼ぶ。そして、文明の始まった場所であるアフリカについてこの最高司令官がシットホール(肥溜め)と言ったのを聞いたことがある。なんてことだ。いつか後悔を示すことになるだろう。行動は言葉よりも雄弁だからね」

彼は次のように締めくくっている。「黒人の命は大切だ。でも、これはデジタルで拡散されるトレンドやハッシュタグではない。文字通り、私たちの命だ。そう、すべての人の命が大切だ。しかし、黒人の命も大切にされた時のみ、すべての人の命が大切になる。みんなよりも2020年のヴィジョンを目の見えない自分が見えているなんて悲しい日だ。天は我々を見ている。あなたを含め、私も含め、すべての個々人の命について話をしているんだ」

先月、スティーヴィー・ワンダーはジョージ・フロイドの死を受けて怒りを露わにした音楽界の1人となっている。

ジョージ・フロイドの死を受けてブラック・ライヴス・マターの機運が高まる中で多くのアーティストが声を上げており、ジェイ・Zは「自分は胸を痛めている人間で、父親で、黒人なんだ。僕だけじゃないはずだよ」と述べている。ビリー・アイリッシュは「またすべての人々の命が大切と白人が口にするのを聞いたら、どうかしてしまう」と述べている。

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