メタリカのギタリストであるカーク・ハメットは、ロンドンのパラディアムで開催されるフリートウッド・マックの結成メンバーであるピーター・グリーンのトリビュート公演に出演することに「圧倒されている」と述べている。
メタリカはジェイムズ・ヘットフィールドの治療を応援するため2つのフェスティバル出演をキャンセルすることも発表されている。
ピーター・グリーンのトリビュート公演はフリートウッド・マックの結成メンバーであるミック・フリートウッドがキュレーションを務め、本日2月25日に開催されるもので、ビリー・ギボンズ、デヴィッド・ギルモア、ジョニー・ラング、アンディ・フェアウェザー・ロウ、ジョン・メイオール、クリスティン・マクヴィー、ザック・スターキー、スティーヴン・タイラー、ビル・ワイマンが出演する。
カーク・ハメットは出演にあたって声明を発表しており、この機会を楽しみにしていることを認めている。
彼は次のように述べている。「ロンドンのパラディアムでミック・フリートウッドによって開催されるピーター・グリーン・セレブレーションに参加することができて、光栄だよ。ミックやビリー・ギボンズ、デヴィッド・ギルモアといった真のレジェンドの前に立つわけで、実のところ、完全に圧倒されているよ」
メタリカは、5月にコロンバスで開催されるソニック・テンプル・フェスティバルと、9月にルイヴィルで開催されるラウダー・ザン・ライフに出演しないことが発表されている。ソニック・テンプル・フェスティバルにはメタリカに代わって、レッド・ホット・チリ・ペッパーズとトゥールが出演することが明らかになっている。
ジェイムズ・ヘットフィールドが抱えている依存症やアルコール依存の問題についてはバンドの2004年のドキュメンタリー『メタリカ:真実の瞬間』でも描かれており、2019年9月に「回復に向けて取り組む」ためにリハビリに入っている。
メタリカは今年、この他にエピセンター、ウェルカム・トゥ・ロックヴィル、アフターショックへの出演が予定されている。
ファンへのメッセージの中でジェイムズ・ヘットフィールドは出演を取りやめた理由を説明している。「健康を取り戻し、維持するための引き続きの取り組みにおいて、その週末に動かすことのできない重要な治療の段階があるんだ」と彼は述べている。
「これらのフェスティバルのチケットを買ったすべてのファンに謝罪するよ。フェスティバルの主催者と払い戻しや振替ができるよう取り組んでいるところなんだ。この声明の目的はみんなの一人一人に『謝罪する』ことなんだ。現実として、ツアーをしていた昨年は自分の健康を優先しなかったことで、メンタル・ヘルスをまず第一にすべきことが今は分かるんだ。多くの人々にとっては考えるまでもないように聞こえるかもしれない。でも、メタリカのチームやファミリーをがっかりさせたくないし、自分だけが完全に信頼を失うことになってしまったんだ」
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.