Photo: GETTY

メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドは“Nothing Else Matters”のミュージック・ビデオでキップ・ウィンガーを馬鹿にしたことを謝罪したことが明らかになっている。

“Nothing Else Matters”のミュージック・ビデオでラーズ・ウルリッヒはダーツの的としてキップ・ウィンガーの写真を使用しており、『ビーバス・アンド・バットヘッド』でもスチュワート・スティーブンソンがウィンガーのTシャツを着ていたことで、ウィンガーは90年代を通して批判される格好となっていた。

「スチュワートのTシャツには別のアーティストもいくつか試したようなんだけど、僕らのものが定着したんだ」とキップ・ウィンガーは米『ヤフー!』に語っている。「ポイズンでも誰でもよかったんだろうけど、僕らになったのはメタリカが僕のポスターにダーツを投げたからだと思う。その2つが結びついたんだ」

その後、キップ・ウィンガーは最近になってジェイムズ・ヘットフィールドが「クールじゃなかった」として謝罪するために電話をしてきたことを明かしている。

「それは僕の存在全体にとっての皮肉だったよ。僕が集中していたのは常に音楽で、いいミュージシャンであることだったからね」とキップ・ウィンガーは続けている。

「ジェイムズ・ヘットフィールドは1年半前ぐらいに謝罪するために電話してきたんだ。彼は申し訳なさそうで、『あれはクールじゃなかった。あんなことをしたのを後悔しているよ』と言っていたよ」

「本当に素晴らしい会話になった。彼は素晴らしい人物だったし、友達にもなれると思う。でも、ダーツを投げたのはラーズ・ウルリッヒだからね」

先日、ラーズ・ウルリッヒは座席のクッションを取って、演奏中に投げつけてくるファンを止めなければならなかったことを振り返っている。

ラーズ・ウルリッヒは次のように語っている。「あそこは……16000席ぐらいあるのかな。でも、長年にわたって16000席のうち15000席は俺たちが支払ってきたんだ。というのも、ロング・ビーチ・アリーナでやる度に座席のクッションを取って、フリスビーみたいにアリーナの中で投げてくるんだよ」

「次の日、会場からは『いいかい、メタリカ。30万ドル(約4200万円)分のクッション代を払ってもらわなきゃならないんだ』と言われるんだ」

一方、メタリカは8月19日・21日に米テキサス州アーリントンで行われる公演が日本の映画館でも劇場上映されることが決定している。

また、ウィンガーは9月に来日公演を行うことが決定している。

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