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『ニューヨーク・タイムズ』紙は2008年にユニバーサル・スタジオ・ハリウッドで起きた火災で音源を焼失したアーティストのリストを新たに公開している。

これは今月の報道で音源の焼失が報じられた100組以上のアーティストに続くものとなっている。この記事は「音楽が焼かれた日」と題されたもので、ニルヴァーナ、R.E.M.、ホール、ベック、サウンドガーデン、ジャネット・ジャクソン、ナイン・インチ・ネイルズといったアーティストのマスターテープが2008年6月1日の火災で失われたと報じていた。

今回、『ニューヨーク・タイムズ』紙は現地時間6月25日にユニバーサル・ミュージックが2010年に作成した「プロジェクト・フェニックス」と題された消失した音源のものと思われるリストを公開しており、ザ・フー、ドリー・パートン、グレン・キャンベル、エリック・クラプトン、ジョーン・ジェット、ニール・ヤング、ファッツ・ドミノ、イーグルス、チェット・ベイカー、ピーター・フランプトンらの音源が失われたという。最近のアーティストではブリンク182、ウィーザー、グウェン・ステファニー、リンプ・ビズキット、ジミー・イート・ワールドらも含まれている。

『ニューヨーク・タイムズ』紙が発表したリストはこちらから。

https://www.nytimes.com/2019/06/25/magazine/universal-music-fire-bands-list-umg.html

しかし、この700強のアーティストのリストは完全なものじゃないということで、ジャーナリストのジョディ・ローゼンは次のように述べている。「このリストは部分的なもので、プロジェクト・フェニックスでは火災から1年半以上が経った後の2009年後半から2010年前半にかけて作られた3つの別々のリストからとられたものです」プロジェクト・フェニックスは火災で失われた音源のコピーをダビングするユニバーサル・ミュージックによる復元プロジェクトとなっている。

ジョディ・ローゼンはリストがどの特定の音源が焼失したか、どれだけの数のオリジナル・マスターテープが失われたかを示すものではないとも述べている。

サウンドガーデンやホールを初めとした複数のアーティストはUMGを相手取り、2008年に発生した火災で多くの音源が焼失していたことを報告しなかったとして彼らに対して集団訴訟を起こしている。

サウンドガーデンやホール、スティーヴ・アールといったアーティストのほか、2パックやトム・ペティの遺産管理団体らは原告として先週、ロサンゼルスの連邦地方裁判所にUMGに対する訴訟を申し立てている。この訴訟は集団訴訟とすることを求めており、約1億ドル(約107億円)の賠償を求めているという。

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