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ビリー・ブラッグは右翼政党「フォー・ブリテン」への支持を表明しているモリッシーを「ポップ界のオズワルド・モズレー」となぞらえて批判している。

モリッシーはここ最近、全米ツアーの複数の公演でフォー・ブリテンのロゴが描かれたピン・バッジを付けていたことや、テレビ番組「ザ・トゥナイト・ショウ・スターリング・ジミー・ファロン」に出演した際にも同じピン・バッジを付けていたことで物議を醸している。モリッシーはその後、メディアの「憎しみや被害妄想」として次のように述べている。「イギリスに終末の日をもたらすことこそがタブロイド紙の関心事であり、彼らはただ生きているだけで君たちを憎んでいるんだ」

今回、ビリー・ブラッグは『ガーディアン』紙とのインタヴューに応じて、フォー・ブリテンへの支持を表明して物議を醸しているモリッシーについて、一連の騒動によってモリッシーによる過去のザ・スミスの作品に対する見方も変わってしまったと語っている。

「嫌になるよね」とビリー・ブラッグは語っている。「彼らは僕らの世代における最も偉大なバンドだった。最も偉大なギタリストと、最も偉大な作詞家がいたんだ。ジョニー(・マー)が彼にとっての歯止めになっていたんだと思うよ……当時は彼もザ・スミスという概念になじんでなければならなかったわけでね」

「でも(モリッシーは)今や当時のファンを裏切っているわけで、自らの遺産を裏切り、ザ・スミスのファンたちを促していたところとは正反対の場所にいるような人々を支援しようとしているんだ」とビリー・ブラッグは続けている。「彼はポップ界のオズワルド・モズレーに成り果ててしまったんだよ」

オズワルド・モズレーは元々は保守党や労働党の国会議員を務めた人物で、1930年代の初頭から1940年に解散するまでイギリス・ファシスト同盟の党首を務めていたことで知られている。

ビリー・ブラッグは次のように語っている。「ザ・スミスの曲がかかると、飛ばしてしまうんだ……どうしても聴けないんだよ……ジョニー・マーのことは大好きだよ。彼は僕がポップ・ミュージック界で出会ってきた中で最も素敵な男だ。彼が手がけた素晴らしい作品がこんなふうに汚されてしまうなんてね、本当に同情するよ」

ビリー・ブラッグがモリッシーについての思いを公の場で吐き出したのは今回が初めてではなく、彼は2018年にBBCが掲載した「モリッシー:『この男を音楽からは引き離すこと』は可能なのか?」と題された記事にツイッターで反応を示して、ザ・スミスの“There Is a Light That Never Goes Out”になぞらえて次のようにツイートしている。「いや。かつては灯りが点いていたけど、もう消えてしまったんだ」

ジョニー・マーは先週末に『NME』のインタヴューに応じて、ザ・スミスの遺産やモリッシーについて次のように語っている。「歴史を変えることはできないからね。聴く人たちに審判を下してもらえればいいんだよ」

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