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デーモン・アルバーンはブラーとして『パークライフ』の25周年を記念した一連の公演のオファーを断った理由を明かしている。

1994年にリリースされたブラーの代表作である『パークライフ』は1990年代やブリットポップのシーンを決定づけたアルバムの1枚としての評価を確立している。

しかしながら、デーモン・アルバーンは主にEU離脱をめぐる国内の情勢を理由に、4月25日に25周年を迎える『パークライフ』の全編演奏公演を断ったことを明かしている。

デーモン・アルバーンは『メトロ』誌とのインタヴューに応じて、記念公演のオファーはあったのかという質問に次のように答えている。「うん、オファーはあったよ。状況がポジティヴなら、やりたいと思ったけどね」

「例えば、(EUからの離脱の是非を問う)2度目の国民投票が行われることになったとしたら、喜んでアルバムを演奏するよ。祝福と、英国人気質が政治的でなかった時代を自分たちに思い出させるっていう目的を兼ねてね」

「どちらかと言うと、僕たちの音楽やカルチャーの問題だったんだ」とデーモン・アルバーンは語っている。「ちょっと繊細なものだからね、それは間違いないんだけどさ。だけど、面白い側面も持ち合わせていて、それがユーモアを与えてくれてもいたわけでね。だから、アルバムを演奏すること自体には反対していないんだ。ただ、単にお金のためだけだって感じたら、やりたくはないけどね」

『パークライフ』の25周年記念公演が行われる可能性は低そうだが、ブラーは先日、3月29日にレイトンストーンで行われたデーモン・アルバーンのアフリカ・エクスプレスによる「ザ・サーカス」の公演でサプライズのライヴを行っている。

ロンドンのカルチャー区としてウォルサム・フォレスト区が初めて表彰されるのを記念して行われたこの日の公演で、デーモン・アルバーンはグレアム・コクソン、デイヴ・ロウントゥリー、アレックス・ジェームスと共に“Clover Over Dover”、“Tender”、“Song 2”の3曲を披露している。

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