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ニュー・アルバムのリリースの準備を進めているカサビアンのギタリストであるサージ・ピッツォーノは「これまで書いてきた中でも最高の楽曲の一つ」が新作に収録されると語っている。

バンドは2014年発表の『48:13』に続く新作をリリースしようとしており、昨年には2017年のレディング&リーズ・フェスティバルのヘッドライナーを務めるのではないかという噂も巻き起こっている。この噂とバンドの現在の活動について、バンドの担当者は「バンドは現在、ニュー・アルバムを仕上げているところです」というコメントを発表している。

2017年のツアー日程も発表され、“Pressie”と題された約1分の音源が先行公開されるなか、今回、サージ・ピッツォーノは『Q』誌で新作の進捗と影響について語っている。

「5月にアルバムはできたんだ。でも、俺は一度も休みを取ったことがなかったんだよね。それで『そうだな、人生で初めて夏に休みをとってみよう』と思ったんだ」と彼は語っている。「素晴らしかったよ。結婚もしたし、長期間の休みも取ったし、ちょっと楽しんでみたんだ。9月に戻ってきた時、すべてを上塗りしていくことに決めたんだ。初めて全編アコースティックでやってみて、よくできた美しい曲があったんだけどね。それに上塗りを始めて、違うレベルのものしたんだ。それと、もう1曲、ものすごい曲を書いて、その2週間後にはこれまで書いてきた中でも最高の楽曲の一つができたんだ」

彼は次のように続けている。「“Bless This Acid House”って曲なんだけどね。美しくて、ヤバい曲でさ、自分の周りで世界が崩れ落ちるような感じなんだよね。まあ、みんなはいい加減にしろとか、好き勝手なこと言うだろうけど、この曲はピュアで前向きなエネルギーとなっているんだ。あとは、この間、友達の家に行った時に、そこにジェレミー・デラーのポスターがあってさ。『気に入った』と思ってね。それについての曲も書いて、これも完成したところだよ」

アルバムの他の楽曲については次のように語っている。「“Ill Ray (The King)”っていうワーキング・タイトルの曲があるんだけどさ。『Ray down the local’s not very well, he’s always ill, but he’s the king(地元のレイは元気がなさそうだ/彼はいつも病気でね/でも、彼が王様なんだ)』なんて感じでね。ビースティ・ボーイズとノーザン・ソウルが合わさったような感じなんだ。ジャスティスとかのヴァイブもあるんだけど、すごい曲なんだよ。闘いの歌なんだ」

彼は次のように続けている。「そいつはみんなが知っているポニーテールの輩でね。レザー・ジャケット姿でうなだれててね。でも、全員がそいつのことは知ってるんだよ。なんてこった、レイ! 奴が王様だっていうね」

以前、トム・ミーガンは新作について次のように語っている。「サージがデモを聴かせてくれたんだけど、『何だよ、これ!』って感じでさ。 『48:13』とはまったく違うんだ。インタールードとか、そういうもんはないんだよ」

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