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7月23日、エミネムは8分に及ぶフリースタイルのラップを披露し、その中でケイトリン・ジェナー、ビル・コスビー、ドナルド・トランプ といったセレブ達の名前を挙げている。

このフリースタイル・ラップは、ラジオチャンネル「Shade 45」のスウェイがホストを務める番組で録音されたもので、エミネムは自らがサウンドトラックを手がける、7月24日全米公開の映画『サウスポー』のプロモーションのために出演した。

ビートなしのパフォーマンスの中でエミネムは、トランスジェンダーを告白したケイトリン・ジェナーの名前を出し、最近女性として生きる決意をしたことについて「たくさんのballs(勇気と睾丸という意味がある)を使った」とラップした。さらに現在アメリカで物議を醸している2人の男性についても「ドナルド・トランプみたいにメチャクチャだ。どうりで馬鹿にされてるわけだな。俺がビル・コスビーみたいに不快な奴だってのはハッキリしてる」と名前を挙げている。

8分間で多くのセレブの名前が飛び出したが、マイリー・サイラスについては「手の甲でひっぱたいてやりたい」と言い、アリッサ・ミラノ、ジャネット・ジャクソン、ブランディーやアマンダ・バインズに対しては性的なことを連想させるコメントをしている。

エミネムはフリースタイルのパフォーマンスが終わると、歌詞は個人的なことではないと語った。「ただ、くだらないことを言っているだけさ。個人的な感情は全然ないんだ。もし個人的なことなら、誰かが気づくだろ。ただのお楽しみさ」

エミネムのフリースタイル・ラップの音声はこちらから。

一方、今週の初めにエミネムがN.W.A.の再結成ツアーに故イージー・Eの代わりとして参加するのではないかという憶測が流れていたが、これについてエミネムは否定している。

伝説的なグループであるN.W.A.は1991年に解散し、彼らの自伝映画となる『ストレイト・アウタ・コンプトン』の公開が来月に控えている。

映画の公開に先駆け、死去したメンバー、イージー・Eの代わりにエミネムを迎え、N.W.A.がライヴを行うために再結成するのではないかと話題になっていた。

しかし、エミネムやドクター・ドレーのスポークスマンらは、「エミネムとドクター・ドレーが2人でツアーをすることも、N.W.A.に参加する予定もない」と米『ローリング・ストーン』誌に語っている。

先月、N.W.A.のメンバーのうち、アイス・キューブとMC・レンとDJ・イェラの3人は「BETエクスペリエンス」でのパフォーマンスのために再結成を果たしたが、ドクター・ドレーは参加していなかった。

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