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エミネムは1月17日にリリースした最新作『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』に寄せられている批判に言及している。

エミネムは同作に収録されている“Unaccommodating”でマンチェスター・アリーナ爆破事件に言及したことで、マンチェスター市長のアンディ・バーナムやコーティナーズのフロントマンであるリアム・フレイら多くの人々から批判を受けている。

また、収録曲の“Darkness”は銃規制への対策を呼びかける楽曲となっており、エミネムは同曲で、2017年にラスベガスで開催されたルート91・ハーヴェスト・フェスティバルで起きた銃乱射事件で58人を殺害した犯人の視点からラップしている。

今回、エミネムはソーシャル・メディアへの長文の投稿で一連の批判に言及しており、アルバムについて社会に変化をもたらすために「良心にショックを与える」目的で作ったものだと説明している。

「やさしきリスナーの皆様へ。今日の素晴らしい世界において殺人はありふれたものになっていて、私たちの社会はそれに夢中になり、魅了されています。私はそれをからかって、殺人をビートの上に乗せてはいけないだろうかと考えたのです。早計な判断をする前に説明させてほしいのです」

「このアルバムは生真面目な人たちのために作ったものじゃありません。忌々しい殺人の悲鳴に憤りを感じたり、動揺してしまいやすい人には、このアルバムは合わないかもしれません。一部の作品は良心にショックを与えるようなものとなっていますが、前向きな行動を促すかもしれないと思ったのです。残念ながら、実際のところ闇が私たちを覆いかぶさろうとしているのです」

エミネムは投稿の最後で「ここで使われている殺人は文字通りの意味ではない」ことを強調して、自身を批判する人々に「次はより注意深く聴いてみてくれ」と促している。

エミネムの投稿はこちらから。

一方、トリッピー・レッドは先日、エミネムに同作で批判されたことに反応を示している。

エミネムは“Marsh”でオハイオ州出身のラッパーであるトリッピー・レッドに言及して、次のようにラップしている。「Then he said kill MCs/Trippie Redd with pills and lean/Sipping meds in the limousine/Getting head, guillotine(MCたちを殺せという声がする/錠剤とリーンまみれのトリッピー・レッド/リムジンで薬を嗜んでやがる/ギロチンで頭を落としてやってくれよ)」

トリッピー・レッドは先日、インスタグラムのストーリーでピースサインの絵文字と眠っている顔の絵文字を添えて次のように述べている。「50歳の野郎が15歳の奴にビーフを吹っかけてるんだ」と彼は述べており、現在47歳のエミネムが現在20歳の自身に言及したことをこの投稿で揶揄したのではないかと見られている。

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