
Photo: GETTY / Marcus Bryan
オアシスは未発表の貴重な音源がオークションに出品されることを知って、懸念を示していると報じられている。
この音源コレクションは63公演のコンサート音源、100時間を超えるリハーサル音源やサウンドチェック音源からなり、ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーの「ありのままの会話」も収録されているとのことで、10月3日にオークションに出品される予定となっている。予想落札価格は120万ポンドから160万ポンドと見られている。
リトルトン・オークションズに出品されるこのコレクションは「デスク・テープス」と呼ばれており、1996年にスコットランドのローモンド湖畔で行われた有名なコンサートの現存する唯一の音源も含まれているという。
マスター音源は1994年のデビュー・アルバム『ディフィニトリー・メイビー』のリリース時から2001年までオアシスと仕事をしていた元サウンド・エンジニアのヒュー・リチャーズが収集していたものとなっている。ヒュー・リチャーズはサウンドデスクから直接音源を録音していた。

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しかし、ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーはオークションに出品されることに懸念を示しているとのことで、ヒュー・リチャーズの息子であるオウェイン・リチャーズは『ザ・タイムズ』紙のインタヴューでバンド側がこの貴重な音源を「自分たちの所有物として取り戻したい」と考えていると語っている。
オウェイン・リチャーズは数年前にオアシスのマネージメントと音源について話し合いを行ったものの、その交渉は立ち消えになったと語っている。
「これらのテープが第三者を通じて売却されることをバンド側は望んでいません。自分たちの所有物として取り戻したいと考えているのです」とオウェイン・リチャーズは語っている。
落札者は知的財産権を保持しているバンド側の同意なしにはこの音源アーカイヴを商業的に利用することはできない。
リトルトン・オークションズはバンド側が今回の出品に反対していることを認めつつも、法的には問題がないとしている。マネージング・ディレクターのベン・ホーマーは『インディペンデント』紙に次のように語っている。「オアシス側はオークションのことを知って、懸念を表明しましたが、その規模や音源としての重要性を考えれば、それはもっともな反応です」
「私たちは完全に透明性を保ち、適切な法的手続きに則ってすべてを進めています。私たちの目的は、来歴が証明されたこれらの品を責任を持って提示し、コレクターや機関が英国音楽史の重要な一部に触れられるようにすることだけです」
オークションにはツアーの行程表やオリジナルのセットリスト、バンドが実際に演奏したエピフォン製ギター、オアシスのツアーで着用されたオリジナルのカンゴール製パーカー、そしてノエル・ギャラガーに贈られた貴重なアディダスの「ケグラー・スーパー・オーストリッチ」のスニーカーなども出品される。
オアシスについては再結成公演を追ったライブ・ドキュメンタリー『オアシス:ドント・ルック・バック・イン・アンガー』が9月11日より日本国内の劇場にて2週間限定で公開されることも決定している。
ドキュメンタリーは『ピーキー・ブラインダーズ』を手掛けたことで知られるスティーヴン・ナイトが手掛けており、監督はLCDサウンドシステムのドキュメンタリー作品『シャット・アップ・アンド・プレイ・ザ・ヒッツ』を手掛けたディラン・サザンとウィル・ラヴレースが担当している。
スティーヴン・ナイトは次のように語っている。「オアシスのワールド・ツアーは世代や文化、国家を一つにして、壊れた世界に対して歩み寄りよることを語りかけました。『ドント・ルック・バック・イン・アンガー』は単なるライヴのチケットではありません。バックステージ・パスであり、15年ぶりにノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーが現在と過去について語り合う場に同席できる機会でもあります」
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