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ザ・ローリング・ストーンズのフロントマンであるミック・ジャガーは名声がもたらす精神的な負担について語っている。
ザ・ローリング・ストーンズは通算25作目となるニュー・アルバム『フォーリン・タングス』を7月10日にリリースしている。
ミック・ジャガーは『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタヴューで自身のキャリアが特殊な性質を持っていたため、多くの人が経験することのない形で自身の行動やアイデンティティが形成されたと振り返っている。
「明らかに普通ではないよね。多くの人の人生とは違った人生だったからね。それに影響を受けることになった。他の人たちとは隔たりを感じてしまうことがあるんだ」とミック・ジャガーは語っている。
「だから、ショービジネスの世界にいる人の多くはショービジネスの世界にいる人とばかりつるむようになる。そこの人たちとは共通点があるからね。そうすると、いわゆる『現実の生活』から切り離されていくことになるんだよ」とミック・ジャガーは説明している。
どうやって地に足のついた感覚を保っているのかと尋ねられると、ミック・ジャガーは次のように答えている。「外出して、一人で通りを歩いて、普通のことをするんだ。外に出て、『ニューヨーク・タイムズ』紙を買いに行くんだよ」
「そうはいっても、それも一時的なものでしかないんだけどね。心理学的に言えば、自分の本当の精神状態はずっと損なわれているような感じなんだ」
ミック・ジャガーは20代から30代前半にかけてスターダムを駆け上がる頃が難しい時期だと続けている。「この業界にいる人間にとってはあの頃が本当に厳しい時期なんだ。どうしても利己的になってしまうからね。この仕事をするには巨大なエゴも必要なんだよ。巨大なエゴを持たずにこの仕事をする人は、大きな問題を抱えることになる。まったく別の人格を作り上げなければならないからね」
ミック・ジャガーはステージ上でのキャラクターが日常生活にまで入り込むことがあると冗談交じりに語っている。「友人がよく冗談で言うんだけど、ディナーパーティーでもステージ上と同じように振る舞ってしまうことがあるらしいんだ」
「もちろん、本当はステージ上のペルソナのような人間ではない。あれは誇張した自分なんだよ。威圧的に叫んで、自己陶酔に浸るような人物……そんな人物ではないからね」
ミック・ジャガーは『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタヴューで長年にわたってロックスターという役割を担う中で学んだことについても語っている。
「メソッド演技法の話は聞いたことがあるだろ。彼らは徹底的に役になりきって、四六時中そのキャラクターでいる。映画が終わった後もまだ役が抜けていなかったりする。役を抜けきるにはかなりの時間が必要なんだ」
「じゃあ、どのキャラクターに戻るのか? 俳優は常に、それが何であれ、その役の一部を“本当の”自分の中に持ち続けることになるのか? それがショービジネスにおける二面性であり、それとどう付き合っていくかを学んでいくものなんだ。そして、その根底にはいわゆる『普通の人間』としての自分がいることを常に願っているわけさ」
新作『フォーリン・タングス』はロンドン西部のメトロポリス・スタジオにてわずか1か月足らずでレコーディングされており、前作でも彼らと仕事をし、キース・リチャーズが「審判役」と評するグラミー賞受賞プロデューサーのアンドリュー・ワットがモダンとクラシック・ロックを融合させるアプローチで再び起用されている。
『フォーリン・タングス』にはポール・マッカートニー、スティーヴ・ウィンウッド、ザ・キュアーのロバート・スミス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスといった豪華ゲスト陣も参加している。
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