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アイアン・メイデンはパリで起きた大規模停電のために公演が短くなってしまったことについて声明を発表している。

アイアン・メイデンは現地時間6月22日にパリのラ・デファンス・アレナで携帯電話の持ち込みを禁止した公演を行ったが、大規模停電のために約1時間にわたって公演が中断されることとなっている。

通常、ラ・デファンス・アレナの終演期限は23時となっているが、この日は停電から復帰した後にバンドが演奏できるように23時35分まで延長されている。会場運営側はこの地域の公共交通機関の運行が24時15分に終了して、観客が帰れなくなってしまうため、これ以上の延長はできなかったと説明している。

23時35分の終演期限に間に合わせるために、アイアン・メイデンはセットリストから“Aces High”、“Fear Of The Dark”、“Wasted Years”の3曲を削ることとなっている。

終演後、アイアン・メイデンはこの日の公演について声明を発表している。「昨晩、アイアン・メイデンはラ・デファンス・アレナに戻ってきました。ラグビー・チーム『ラシン92』の本拠地であり、3万7000人を収容するこの屋内スタジアムで、昨年は2夜連続のソールドアウト公演を行いましたが、将来リリースするための映像を撮影するために1年を経て戻ってきたのです。屋内スタジアムという環境と熱狂的なフランスのファンはその撮影に理想的だったのです」

「しかし、ライヴ開始から約50分後、“2 Minutes to Midnight”の終盤で停電のためにすべてが止まってしまいました」

ブルース・ディッキンソンは個人としても声明を発表しており、この日のライブが映像作品用に収録されていたこと、そして様々な障害がありながらも、このプロジェクトを完成させる方法を模索していると説明している。

「いろんなことがありましたが、昨夜の観客と雰囲気は最高のものでした。長年にわたってアイアン・メイデンが直面してきた他のあらゆる試練と同様に、アンコールで演奏できなかった楽曲については最終的な映像作品にする際に何らかの形で対処して、乗り越えていくつもりです」

「多くの方が長い距離を移動して来てくれたこと、中断の間も辛抱強く待ってくれたこと、『ラン・フォー・ユア・ライヴス』ツアーのライヴを完全な形で体験するのを楽しみにしていたことは理解しています。みなさんのお気持ちは分かりますが、誰よりも悔しい思いをしているのは、みなさんにふさわしいパフォーマンスを披露することを何よりも熱望していたバンドやクルーです」

「昨夜の出来事で何よりも心に残っているのは会場に満ちていた素晴らしい精神です。極めて困難な状況下でのみなさんの忍耐力、理解、そして揺るぎないサポートは、私たちにとって大きなものでした。会場のエネルギーは目を瞠るもので、まさにパリに期待せずにはいられないものであり、なぜここで演奏するのが大好きなのかを改めて実感させてくれるものでした」

フランスの大手紙『フィガロ』は大規模停電について「当局は停電と猛暑との関連を調査しています」と報じており、アイアン・メイデンのマネージャーであるロッド・スモールウッドは当日の気温が「44度に達して」いて、停電によって会場の空調が停止してしまったと述べている。

会場での停電の原因が熱波によるものかどうかは現時点では明らかになっていないが、6月23日はフランス国内で観測史上最も暑い日となったことが報じられている。その影響でエッフェル塔やルーヴル美術館では見学時間が制限され、交通機関にも大幅な遅れが生じることとなった。

アイアン・メイデンはパリ公演に先立って映像作品用の撮影を行うため、携帯電話の持ち込みを禁止することを発表していた。

「ラ・デファンス・アレナ公演のスタンディング/一般入場エリアは『ラン・フォー・ユア・ライヴス』ツアーの映像作品収録のため、携帯電話の持ち込みが禁止となります。入場時に『ヨンダー』ポーチが配布され、ライヴの間は携帯端末をその中に収納していただきます。端末は入場時にポーチ内でロックされ、終演後に退場する際にロックが解除されます」

アイアン・メイデンは「ラン・フォー・ユア・ライヴス」ツアーの最終公演として11月に来日公演を行うことが決定している。

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