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パティ・ボイドは自身を演じる俳優がキャスティングされたにもかかわらず、ザ・ビートルズの伝記映画の関係者からは一切連絡を受けていないと語っている。
サム・メンデスが監督を務め、ザ・ビートルズを描く四部作は2028年4月に公開予定となっていて、ザ・ビートルズのメンバーそれぞれの視点で描かれるとされている。本作はハリス・ディッキンソンがジョン・レノンを、ポール・メスカルがポール・マッカートニーを、バリー・コーガンがリンゴ・スターを、ジョセフ・クインがジョージ・ハリスンを演じる形となっている。
他にも本作ではシアーシャ・ローナンがリンダ・マッカートニーを、アンナ・サワイがオノ・ヨーコを、ミア・マッケンナ=ブルースはモーリン・スターキーを、エイミー・ルー・ウッドはパティ・ボイドを演じることが明らかになっている。サム・メンデス監督はこの4人の女性について「それぞれが魅力的で個性的な人物」と評している。
パティ・ボイドは1964年公開の映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の撮影現場でジョージ・ハリスンと出会い、1966年に結婚して、1977年に離婚している。
先日、パティ・ボイドはクリス・オーデルのポッドキャストに出演して、ザ・ビートルズの伝記映画のプロジェクトについて訊かれると、誰からも連絡を受けていないと語っている。
「もしかしたら完全に私の間違いかもしれませんが、私に知らせるか、私の役を演じる俳優が決まったことについて知らせるのが礼儀だと思ったんです」とパティ・ボイドは語っている。
「私に連絡がなかったなんて思いますか? でも、誰からも連絡をもらえていないんです。素晴らしい話を聞かせることもできるかもしれません。でも、彼らは知りたくないんだと思います。まったく違うものを作ろうとしているんだと思います。まったく違う物語です」
パティ・ボイドは映画について「事実とはまったく違う、実際にあったこととはまったく違うものになるでしょう。だって、その場にいた人物の話を聞こうとしないんですから」と続けている。むしろ、映画は「映画製作者が実際にあったと考える創作」に近いものになると語っている。
パティ・ボイドは映画に立ち入るつもりはないとして、冗談を飛ばしている。「いい子にして、不機嫌になったり、唸り声を上げたりしないようにするわ」
しかし、パティ・ボイドはサム・メンデス監督に皮肉を浴びせ、次のように語っている。「有名だと聞きました。有名なんでしょうね、この人は」
昨年11月、ザ・ビートルズのプロデューサーであるジョージ・マーティンの息子であるジャイルズ・マーティンは伝記映画のプロジェクトについて次のように語っている。「実は俳優たちともやりとりをしていて、素晴らしい仕事をしてくれています。言えるのはそれだけです。脚本は平凡とは程遠い、勇敢な素晴らしいものになっています。今は撮影2日目という感じですかね。俳優たちは素晴らしいので、アドバイスはないですが、ニュアンスや聴いてきたものを伝えています」
今年1月、ソニー・ピクチャーズUKはポール・マッカートニーが共同設立したリヴァプール・インスティテュート・オブ・パフォーミング・アーツに、ザ・ビートルズのメンバーだった俳優たちのポストカードを寄贈し、主要キャスト4人の姿が初めて公開されている。
今回、ポール・マッカートニーは出演した『ザ・レイト・ショウ・ウィズ・スティーヴン・コルベア』でポール・メスカルが自身を演じることについて語っている。番組でポール・マッカートニーは“Hello, Goodbye”をスティーヴン・コルベアとデュエットし、エド・サリヴァン・シアターの建物の電源を落とす形で番組を締めくくっている。
ポール・マッカートニーは自身とポール・メスカルのどちらのほうがキュートかと訊かれると、ニヤリと笑って自分を指差し、「僕のほうだね」と答えている。観客から拍手と歓声が起きると、ポール・マッカートニーは冗談だったと釈明している。「いやいや、彼はすごくキュートなんだ。本当にキュートなんだよ」
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