
Photo: Warren Du Preez
マッシヴ・アタックはシンガポール公演でパレスチナの旗を掲げたことで捜査を受けていると報じられている。
この出来事は現地時間7月29日にザ・スター・シアターで行われた公演で起こったとシンガポールの『ザ・ストレーツ・タイムズ』は報じている。
『ザ・ストレーツ・タイムズ』によれば、地元当局はそれを受けて捜査を開始したという。シンガポールの情報通信メディア開発庁はライセンス条件に違反した可能性があると述べていると報じられている。
同公演のプロモーターであるラシントンはこの公演に関する報道があることを認識していることを認めている。
「必要に応じて関係当局に全面的に協力します」と同社は説明しており、問題の公演は今回のツアーで行われた唯一のシンガポール公演であると述べている。
ソーシャル・メディア上では観客の歓声の中、ステージ上で2人のメンバーがパレスチナの旗を掲げる様子が拡散されている。
来場した観客はシンガポールのニュース専門テレビ局「CNA」に対してマッシヴ・アタックはコンサート中に「フリー・パレスチナ」と呼びかけて、多くの観客もそれに加わったと語っている。
シンガポールでは許可や免除なしに外国の国旗や国章を公の場で掲示することは認められていない。違反者は最大500シンガポール・ドル(約62000円)の罰金、最大6ヶ月の禁錮刑、またはその両方を科される可能性がある。
報道によれば、マッシヴ・アタックは観客に対して「現地の法律」を遵守するためにセットリストから1曲を外したと語ったが、その曲名は明らかにしなかったという。
先月、マッシヴ・アタックのロバート・デル・ナジャは悪天候でキャンセルになってしまったプリマヴェーラ・サウンドのステージで、収監中の政治家マルワン・バルグーティの息子である活動家アラブ・バルグーティにスピーチを依頼していたことを明かしている。
マッシヴ・アタックのステージは悪天候でキャンセルになってしまったものの、アラブ・バルグーティはゴリラズのステージに登場することとなっている。
マッシヴ・アタックは1999年からイスラエル公演をボイコットしており、ニーキャップのモ・カラがイギリスでテロ犯罪によって起訴された際にはニーキャップを支持する声明を発表している。
また、今年4月にマッシヴ・アタックのロバート・デル・ナジャはパレスチナ・アクションへの活動禁止措置に抗議するデモに参加して逮捕されたことを受けて、声明を発表している。
ロバート・デル・ナジャは現地時間4月11日にトラファルガー広場に集まった数百人のデモ参加者の一人で、パレスチナ・アクションへの活動禁止措置に抗議して、「ジェノサイドに反対して、パレスチナ・アクションを支持する」と書かれた紙を掲げていた。
声明で彼は次のように述べている。「狂気という点では、2026年のイギリスではジェノサイドに反対して、それを阻止するための非暴力行動を支持すると書かれたメッセージを持って、黙って座っていただけで、テロ対策法に基づいて逮捕され得る状況となっています」
今年2月、マッシヴ・アタックはパレスチナ・アクションへの活動禁止が高等裁判所によって違法と判断されたことを受けて、キア・スターマー政権はジェノサイドへの加担を可視化にした者たちを罰しようとしている」として、「メッセージを掲げる平和的な市民への報復として権威主義的な法律をでっち上げた」と批判していた。
マッシヴ・アタックは昨年9月にフォンテインズD.C.、アミル・アンド・ザ・スニッファーズなどと共に「ノー・ミュージック・フォー・ジェノサイド」という運動にも参加している。
「ノー・ミュージック・フォー・ジェノサイド」はガザで続くジェノサイドへの対応として、アーティストや権利保有者に対してイスラエルのストリーミング・プラットフォームから楽曲を削除するように促すボイコット運動となっている。
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