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ジョン・ライドンはキッチンで起きた火事によって火災保険が降りずに貴重なレコード・コレクションを失ったことを明かしている。
ジョン・ライドンによれば、アルツハイマー病との闘病の末に2023年に亡くなった妻のノラ・フォスターがキッチンで火事を起こしてしまったことがあるという。ジョン・ライドンは亡くなるまでノラ・フォスターの介護をフルタイムで行っていた。
ジョン・ライドンはパブリック・イメージ・リミテッドで妻への「ラヴレター」だという“Hawaii”という曲を発表しており、2023年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストでアイルランド代表を目指したが、その試みは実現しなかった。
ジョン・ライドンはアイルランド代表にはなれなかったものの、アルツハイマー病への世間の意識を高められたとしてユーロヴィジョン・ソング・コンテストに挑戦したことは後悔していないとも語っている。
今回、ジョン・ライドンは火災によってブリキの玩具のコレクションなど、いろいろなコレクションを失うことになったと『ディス・イズ・マネー』に語っている。
「ロンドンのダブルデッカー・バスの玩具を集めたコレクションがあったんだ。ビスケットが入っている缶なんだけど、気に入っていたんだ。中に入っていたショートブレッドは嫌いだったけどね。飴とか甘いものだったらいいのにと思うよ」
「ロンドンにいた時はエリザベス女王戴冠記念のクッキー缶も集めていたんだけど、保険を解約した後にノラが過ってキッチンで火事を起こしてしまって、全部ダメになってしまったんだよね」
「レコードの多くも火事で燃えてしまったけど、まだ結構残っているよ。次のツアーではレコードを送って預けるのに十分な資金を稼ごうと思っているんだ」
先日、ジョン・ライドンはフランク・カーターを迎えて再結成したセックス・ピストルズを「カラオケ」と批判している。
『インディペンデント』紙のインタヴューでセックス・ピストルズの再結成に参加することはあるかと訊かれて、ジョン・ライドンは次のように語っている。「ないね。俺としてはあいつらは汚いことをしたと思っていて、その後ではウォルト・ディズニー的な意識の高い世界に浸らせておくわけにはいかない。彼らはコンテンツを殺してしまったし、全力で幼稚なゴミの受け入れがたいものに変えてしまった」
ジョン・ライドンは次のように続けている。「申し訳ないが、そんなことにこれ以上手を貸すわけにはいかない。俺の意見としては俺がピストルズだ。あいつらは違う」
ジョン・ライドンはダニー・ボイルが監督した2022年の伝記映像作品『ピストル』におけるセックス・ピストルズの楽曲使用をめぐって、ギタリストのスティーヴ・ジョーンズとドラマーのポール・クックと法廷闘争を行っており、最終的にジョン・ライドンは敗訴している。
セックス・ピストルズの再結成ラインナップについてジョン・ライドンは次のように続けている。「2023年にはビリー・アイドルを迎えて、今度はフランク・カーターで、俺の曲をやっているんだろ。ピエロのサーカスをやっているんだ」
ジョン・ライドンは『NME』のインタヴューでも再結成したバンドのライヴ映像を観る機会はあったかと訊かれると、次のように答えている。「観てないね。でも、フランク・カーターはビリー・アイドルの足跡を辿ることになるんじゃないかな」
「ビリーも可愛そうだった。YouTubeでいくつか映像を観たけど、彼は息を切らしていた。彼には俺の曲は歌えないんだよ(笑)。“No Feelings”が大きな分かれ目なんだ」
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