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ジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダーの結成メンバーであるピーター・フックは亡くなったザ・スミスのアンディ・ルークのためにグレート・マンチェスター・ランを完走している。

ザ・スミスのベーシストであるアンディ・ルークは「膵臓ガンとの長い闘病」の末に亡くなったことが発表されている。享年59歳だった。

グレート・マンチェスター・ランを完走して「BBCスポーツ」のジャネット・クワキエにピーター・フックは次のように語っている。「今週、素晴らしい友人を亡くしたんだ。ザ・スミスのアンディ・ルークだよ。アンディのために走ったんだ。安らかに」

ピーター・フックはヨーロッパ最大の単一敷地のガン施設であるマンチェスターのクリスティに資金を募るため、グレート・マンチェスター・ランに毎年参加している。ピーター・フックは次のように語っている。「やらなきゃいけないというわけじゃないんだけど、やっているのはすごく楽しいからなんだ」

「何年もクリスティの隣にあるサーキュラー・ロードのウィジントンに住んでたんだ。その頃はクリスティで素晴らしい治療を受けている2人の友人を訪ねたものだった。残念ながら、トニー・ウィルソンもデイヴ・ディーも生きてはいないけれど、彼らが受けた治療は本人や友人、家族を大いに助けてくれたんだ」

「自分がレースに参加することで支援のためのたくさんの人の力が集まる大切さが分かった。やらなきゃいけないというわけじゃないけど、やるべきなんだ。ゴールしたときの達成感もさることながら、希望と連帯の感覚は本当に素晴らしいものなんだ」

ジョイ・ディヴィジョンとザ・スミスは初期はライバル関係にあったものの、ピーター・フックとアンディ・ルークは親交を深めており、ザ・ストーン・ローゼズのマニと共にスーパーグループのフリーベースを結成している。アンディ・ルークはピーター・フック&ザ・ライトのライヴにも何度か参加している。

ピーター・フックはアンディ・ルークについて「完全に違うリーグで、違うスタイルだった。彼はリハーサルなしで僕らの曲である“True Faith”を演奏してくれたんだ。演奏している彼を見られて、素晴らしかったよ」

「アンディはドラマーのマイク・ジョイスと共にザ・スミスに欠かせない存在だった。彼らなしではバンドはありえなかったはずだよ」

モリッシーはアンディ・ルークについて次のように追悼の意を表している。「彼の音楽が聴かれている限り、彼が死ぬことはない。彼はほんとうにものすごく愉快で、楽しい人物だった。ザ・スミスの後も断固としたアイデンティティを保ち、でっちあげた動きなどはしなかった。とどのつまり、私たちというのは自分が評価されたいと思うものだ。アンディはそんなことを案じなくてもよかった」

ジョニー・マーは訃報を受けて次のように述べている。「アンディは彼を知る人からはやさしく美しい魂の持ち主として、音楽ファンからは最高の才能を持ったミュージシャンとして記憶されることになるでしょう」

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