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マドンナは自身の衣装倉庫を訪れたことで母親への思いを振り返っている。

マドンナは自身の衣装倉庫を訪れて、キャリアを彩ってきた数々の衣装の写真をインスタグラムに投稿している。そうした思い出について振り返る中で、マドンナは5歳の時に乳ガンで亡くなった母親への思いを吐露している。

「私のアーカイヴを振り返る旅は常に記憶をたどるノスタルジックな旅になります」とマドンナは投稿を始めている。「音楽を通した過去40年間にわたる歩みについて考えると、驚くべき衣装を着させてもらって、幸運にも素晴らしいデザイナーたちと仕事ができたことを考えずにはいられません」

「幼い少女だった頃、母親が常に寒そうだったのを覚えています。病気もありましたが、彼女はコートを持っていませんでした。彼女は持っていた僅かなお金を私たちのコートに使い、スクールバスを外で待っている時も母は真冬に寒さで震えていたのを覚えています」

「後年、私が成功した時、叔母は『今じゃ母親が自分のために買えなかったコートをどれも買えるわね』と言っていました。 冬に震える母の記憶から、私の衣装が保管されている空調の効いた倉庫で震える自分への歩みは驚くべきものです」

マドンナは「感謝の気持ちでいっぱい」だとして、投稿を次のように締めくくっている。「素晴らしいコートを着る時、いつも母親のことを考えます。私の服の好みを気に入ってくれたらと思うし、なにより望むのは彼女があたたかい状態にあることです」

マドンナはデビュー40周年を記念して夏から80公演に及ぶツアーを行うことが決定している。「ファンのみなさんが待ち望んでいたショウをお届けできるように、できるだけたくさんの曲を掘り下げられることに興奮しています」とマドンナは声明で述べている。

ツアーは北米ツアーから始まって、ニューヨーク、シカゴ、マイアミ、ワシントン、ヒューストン、ロサンゼルス、ラスベガスを回り、10月まで続けられる。

「セレブレイション・ツアー」のヨーロッパ・ツアーは10月14日にロンドンのO2アリーナで行われる公演からスタートして、アントワープ、コペンハーゲン、バルセロナ、パリ、アムステルダムなどを回ることになる。

プレス・リリースによれば、「セレブレイション・ツアー」は40年に及ぶマドンナのアーティストとしての旅路にファンを誘うもので、自身の音楽キャリアが始まったニューヨークの街にオマージュを捧げるものになるという。

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