Joshua Atkins

Photo: Joshua Atkins

ブラーのグレアム・コクソンは伝記『ヴァース、コーラス、モンスター!』を刊行することを発表している。

回想録は「イギリスでも最も象徴的なミュージシャンの1人が音楽、名声、依存症、アートを正直に親密に振り返ったものです」と評されている。

プレス・リリースには次のように記されている。「ブリットポップの喧騒の中でブラーの結成メンバーであるグレアム・コクソンはニッチを切り拓いて、世代でも最も革新的で尊敬されるギタリストの1人になりました。しかし、それは簡単なことではありませんでした」

「グレアム・コクソンは軍人の子どもとして生まれ、幼少期に西ドイツやダービーシャー、ウィンチェスターと頻繁に住む場所を変えて、エセックスのコルチェスターに落ち着くことになりました。恥ずかしがり屋の子どもだった彼は強烈なヴィジョンを描くのが好きでした。彼の不安は絵を描き、音楽への愛が膨らむことで和らぐことになったのです」

プレス・リリースは次のように続けられている。「この二つの情熱は執着へと変わり、ゴールドスミスといった学校で芸術的なスキルを研ぎ澄ましながら、学校の友人だったデーモン・アルバーン、アレックス・ジェームス、デイヴ・ロウントゥリーと組んだバンドが注目され始めることになりました」

「しかし、有名になる前にも言ったことのないことがあります。まだまだモンスターはいるのです。それはあなたの中にも潜んでいるかもしれません」

先日、グレアム・コクソンはローズ・エリナー・ドゥーガルとの新プロジェクト、ザ・ウェイヴを発表している。

ザ・ウェイヴは5月4日にロンドンのザ・レキシントンで特別なライヴを行っており、翌日には“Something Pretty”をリリースしている。

ライヴに先立って声明では次のように発表されている。「来月、ザ・レキシントンで僕らの新しいサウンドをお披露目することができるのをものすごく楽しみにしているんだ。今年は閉じこもって、素晴らしいミュージシャンの友人の力を借りながら、自分たちの曲の様々なサウンドをダイナミックなライヴのサウンドに変換するのに忙しくしていてね。ザ・ウェイヴのサウンドに身を委ねるのにみんなを招待するよ」

ロックダウンの最中だった2020年のクリスマスにメッセージのやりとりをして、2人は一緒に活動することになったという。彼らはすぐに曲を書き始めて、そのコラボレーションは「予想外のサウンドの世界観へと昇り詰めることになった」と説明されている。

昨年6月、デーモン・アルバーンはブラーの再始動について「アイディアはあるんだけど、今はちょっと僕が忙しかったからね。実現するのは自分の準備ができた時だね」と語っていたが、グレアム・コクソンはさらに詳細を語っている。「僕もその話し合いには参加していて、話し合いとしては始まったんけど、終わらなかったんだよね」

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