GETTY

Photo: GETTY

キッスのジーン・シモンズは再びライヴにおける新型コロナウイルスのワクチン義務化に賛成であることを表明して、フロリダ州やテキサス州の政治家を批判している。

ラジオ局「95.5 KLOS」に出演したジーン・シモンズは法律でライヴにおける新型コロナウイルスのワクチン義務化することを支持すると述べて、次のように語っている。「法律でワクチン接種を義務化すべきかって? ああ、そうすべきだね」

ジーン・シモンズはワクチンの義務化はワクチンを打ちたくない人の権利を侵害するという考えを批判している。

「『自分の身体であり、自分の選択だ』という考え方はバカげているね」と彼は語っている。

「車に乗ってて赤信号に来た時は自分の選択も自分の身体もないわけだからね。『俺に指図するな』と思ったからといって赤信号を進む権利はないわけでさ。そういうことなんだよ。他の世界では緑が進むで、赤が止まるなんだからね。自分が権利だと思っても、それが権利になるわけじゃないんだよ」

「車に乗りながら携帯電話で話をする権利はないし、シートベルトを付けないでいい権利もない。そんな権利はないんだ。言論の自由だと言って、映画館で立ち上がって『火事だ』と叫ぶ権利もない。そんな権利はないんだよ。それは暴動の煽動ということになる。権利のないこともあるんだよ」

先日、ジーン・シモンズは「僕としての見解は全員がワクチン接種を義務化されることだね」と語っていた。

「全員がマスクを着用してもらえればと思っている。しかし、僕たちとしては自分たちにコントロールできることしかコントロールできないからね。違った状況、違った国では違ったルールがあるからね」

今回、ジーン・シモンズは「命を守ることよりも再選されることに興味がある」という「邪悪で利己的」な政治家を批判している。

「常にCDCや医師の言葉に耳を傾けるんだ。最低な政治家とは違ってね」と彼は語っている。「自分がどれだけ怒っているか、言い切れないよ。テキサス州やフロリダ州の政治家たちとかは邪悪で利己的で愚かだよね。ブラジルの大統領とかもそうだよね」

先週、テキサス州知事のグレッグ・アボットは州での公共空間やビジネス現場においてワクチン接種を義務化するのを禁止する執行命令を出している。

先日、キッスはポール・スタンレーが新型コロナウイルスの陽性となったこと受けてライヴを延期している。

バンドは声明で次のように述べている。「バンドもクルーもツアーに関わる全員が完全にワクチンを接種しています。バンドとクルーはそれぞれ個別にバブルで運営され、公演と公演の間も可能な限り安全を守ります。ツアーはすべてスタッフが新型コロナウイルスの安全基準に従い、CDCのガイドラインに誰もが従えるものにしています」

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ