PRESS/ STEFAN DE BATSELIER

Photo: PRESS/ STEFAN DE BATSELIER

ジョン・レノンの歯が2万ポンドで落札されたことを思い返すと、人はお気に入りのアーティストの品を手に入れるためであれば、大金を払うのだということがよく分かる。となると、オークションにおいて、オアシスのコレクション品に元値を遥かに上回る額が付いたことも納得できる。その中でも最も高額な値が付いた10点を紹介しよう。

エピフォン スーパーノヴァ(1,040ポンド:約20万円)

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いろんな意味でコレクターズ・アイテムと言えるこのマンチェスター・シティFCカラーの真っ青なギターは、ノエル・ギャラガーがデザインしたシグネチャー・モデルであり、1997年から2005年までエピフォンで生産されていた。画像のギターはオアシスの所属レーベルの代表でアラン・マッギーの父親、ジョンに向けたメッセージが書かれているものであり、英オークションサイト「Britpopstore」にて1,040ポンドで落札された。


『スーパーソニック』のシルバー・ディスク(600〜800ポンド:約11〜15万円)

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クリエイション・レコーズのアラン・マッギーによって20万枚以上の売上を記録したオアシスのデビュー・シングル『スーパーソニック』(1994)のシルバー・ディスクは2011年、マンチェスターのオークションで落札された。1994年のデビューからのバンドの躍進について、ジン・トニックでも飲みながら思いを馳せてほしい。


『ザ・マスタープラン』の黒板(1,400ポンド:約26万円)

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こんなに巨大な黒板をリビングに置くと言ったら、シェアメイトに良い顔はされないだろう。しかし、アルバムジャケットで重要な役割を果たした小道具を手に入れられるなんて、かなりクールな話だ。今年の1月、ウォリントンのオークションにて1,400ポンドという大金を支払った落札者も、同じ考えだったに違いない。


『ビィ・ヒア・ナウ』プラチナ・ディスク(800〜1,200ポンド:約15〜22万円)

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オアシスの3枚目のアルバムであり伝説的な変わり種『ビィ・ヒア・ナウ』には、どこかひねくれた素晴らしさがある。1000ドルほどの値で売れたものの(実際に2011年7月のオークションで付いた値)、そのプラチナ・ディスクともなると曲がりなりにもマヌケが買っていくものだ。


ノエル・ギャラガーの歌詞ノート(4,140ポンド:約77万円)

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ザ・ビートルズからデヴィッド・ボウイまで、手書きの歌詞はポップスターのオークションで大変貴重なものとして扱われてきたが、もちろんオアシスのそれも例外ではない。もっとも、「ホールをゆっくり歩いて/弾丸より速く」という歌詞に4,000ポンドを上回る価値はないという意見もあるかもしれないが、1998年、ロンドンのクリスティーズのオークションでこれをゲットした落札者はそう思わなかったようだ。


1996年NMEアウォードのトロフィー(最低落札価格5,000ポンド:約90万円)

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1996年のNMEアウォーズの授賞式で最大の騒動を起こしたもので、ミュージカル・イヴェント・オブ・ザ・イヤーは、その年に他界したザ・シャーラタンズのキーボーディストのロブ・コリンズが受賞すべきだったと、ノエル・ギャラガーが地面に投げつけたトロフィーだ。有名な「立った中指」部分が折れてしまったこのトロフィーには5,000ポンドの最低落札価格がつけられたが、落札されずに現在のオーナーの手元にある。


“Roll With It”のプラチナ・ディスク (4,100ポンド:約76万円)

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2011年に、我らがノエル・ギャラガーは慈善活動の一環として、自身が所有していた“Roll With It”のプラチナ・ディスクを、ウェスト・ディズベリーのマンチェスター地区にある特別支援学校の資金集めのために寄付した。このディスクは、オークションで4,000ポンドを上回る額で落札された。素晴らしい貢献だ。


『モーニング・グローリー』のアメリカレコード協会によるプラチナ・ディスク (400~600ポンド:約7万5千円〜11万円)

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300万枚以上の爆発的なセールスを記録したアルバム『モーニング・グローリー』に対して、元メンバーのポール・“ボーンヘッド”・アーサーズに授与されたプラチナ・ディスクだ。(もちろん、これだけのセールスを記録したのはボーンヘッドだけではなく、バンド・メンバー全員の力によるものだ。彼が路上で叩き売りをしたわけではない)。この豪華な飾り額は、壁にかけてもいいし、お手製のオアシスの「祭壇」に飾るにもちょうどいい。このディスクは2011年7月に、マンチェスターでのオークションで落札された。


スーパーファン・コレクション(10,000ポンド以上:約182万円以上)

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これは、なかなかビッグなアイテムだ。2011年に、オアシスの熱烈なファンであるディーン・ラムズボトムが、自宅の購入のため、15年間かけて集めたオアシス・コレクションを売りに出した。コレクションには、サイン入りCDや希少な関連商品、限定盤ジャケットなどファン垂涎のお宝が詰まっている。「オークション市場で、最高のオアシス・コレクションのひとつ」に数えられており、10,000ポンド以上の価格が付いた。


デモ・カセット(1,000ポンド:約18万円)

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1991年と1992年に録音されたカセットテープで、“Colour My Life”や“See The Sun”などかなり古いトラックが含まれている。オアシスの初期のデモ・カセットは、オークションで最高の目玉商品となったはずだ。テープは2015年2月に希望価格の1,000ポンドで落札されなかったが、お金に余裕のある人なら、どうするかはお分かりだろう。

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