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11月20日に通算3作目となるニュー・アルバム『25』をリリースしたアデルだが、同作からのリード・シングル“Hello”と同名曲を持つライオネル・リッチーとのコラボレーションの話が立ち上がっているという。

アデルの数年ぶりのシングル“Hello”が世界中に衝撃を与えている間、ライオネル・リッチーのファンたちが彼の同名曲を思い起こすのも無理はない。イギリスのシンガーであるアデルが、ライオネル・リッチーの1984年の同名のヒット曲“Hello”のアイデアと感情表現を部分的に盗んでいるとの非難の声があがっているのだ。しかし、この2曲の類似点に腹を立てる人がいる一方で、アデルとライオネル・リッチーがコラボレーションすればすばらしいものが生まれるに違いないとの意見もあるようだ。そして実際に、この2人のコラボレーションの話が進んでいることが明らかになっている。

ライオネル・リッチーは、米『エンターテイメント・ウィークリー』誌に対し、「僕らは一緒に何かしようと思っていてね。すでに作業にも取り掛かりつつあるんだ」と語っている。しかし「取り掛かりつつ」ということで、コラボレーションは現在進行中ではなく、アデルのツアーが終わるまでは2人が具体的な制作をする予定はないと見られている。

「アデルの今の任務はアルバムを世に出してツアーをすることだから、それが終わるまではコラボレーションには手を付けられないからね。彼女にはやるべきことがあるわけだから」

ライオネル・リッチーは、アデルの“Hello”という曲名に心動かされたようで、この曲が2人のコラボレーションの糸口になると考えているという。「(この曲を聴いた途端に)アイデアが降って湧いてきたんだ。そして、会話のやり取りを思いついた。1人がアデルと言ったらもう1人はライオネルと言って、ライオネルと言ったらアデルと言って……最高の組み合わせだと思うよ!」と話している。

ライオネル・リッチーはそれぞれの“Hello”のミュージック・ビデオを使った画像も投稿している。

HELLO @adele is it me you're looking for… 📞 #hello

lionelrichieさん(@lionelrichie)が投稿した写真 –

アデルは先日ケイト・ブッシュのカムバックから影響を受けたことを明かしている。

2014年に、ケイト・ブッシュは35年ぶりにロンドンのハマースミス・アポロでライヴを行っている。アデルは、その会場に足を運んでおり、そのことが新たに音楽を作るきっかけとなったと明かしている。

『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタヴューで、アデルはこう述べている。「どこかで読んだんだけど、それも真偽のほどはわからないんだけど、(ケイト・ブッシュの息子が)16歳の時に、『なんでみんながお母さんのことを好きなのかを知りたいな』って言ったらしいの。それがグッときてしまって。ライヴが終わったとき、『待っていたくない。自分の子供が16歳になるまで待ってなんかいられない。今すぐにでも見せてやりたい』って思ったのよ」

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