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システム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアンはバンドの今後について同じページにいる限り続けていくことができると述べている。

システム・オブ・ア・ダウンは昨年11月にアルツァフ共和国の紛争への認知を高めるために15年ぶりとなる新曲“Protect The Land”と“Genocidal Humanoidz”をリリースしている。

アップル・ミュージックのゼイン・ロウとのインタヴューでサージ・タンキアンは久しぶりに新曲を作った体験について振り返り、バンドから今後期待されるものについても示唆している。

「間違いなく必ずしも社会的/政治的ではない楽しい曲もあるんだ。そういう曲をやっても、僕たちはうまくできていたと思うんだよね」と彼は説明している。

「今回はその意味では例外なんだ。褒められたもんじゃないかもしれないけどさ。実際のところ、今回はまさに曲を使ったんだ。武器として使ったんだよ。悪びれずにね。そうあるべきだったんだ」

サージ・タンキアンはシステム・オブ・ア・ダウンの最近の作品について「誇りに思っている」と語り、もう一度みんなで取り組めたことは「素晴らしかったと思う」と述べている。

「今後は分からないけどさ」と彼は語っている。「どうなるか見てみるよ。雰囲気はすごくいいんだ。僕らは同じページにいる限り、やり続けることができるんだ。同じページにいればね」

システム・オブ・ア・ダウン内にある音楽的方向性に言及してサージ・タンキアンは次のように説明している。「それはクリエイティヴ面でのことで、個人的な問題じゃないんだ。心理的なものなんだよね」

「物事の見方というか、音楽をどうしていくかという見方というか、それが何を意味し、システム・オブ・ア・ダウンが自分にどんな意味を持つのかという問題なんだ」と彼は続けている。「そこで食い違いがあったんだ。でも、それが人々のために何かをするのに参加するのを妨げることは間違いなくないよ。それは素晴らしいことだからね。あとは何を言えばいいか分からないな。やっぱり最高だからね」

システム・オブ・ア・ダウンは2006年から2010年まで活動を休止しており、2005年発表の『メズマライズ』と『ヒプノタイズ』以来、フル・アルバムをレコーディングしていない。

先月、システム・オブ・ア・ダウンのドラマーであるジョン・ドルマヤンはバンドの活動休止について「悲惨なこと」だったと語っている。

「僕らにはいまだにたくさんの音楽があると思っているし、バンドとしてもビッグで、アメリカでも世界的にも大きな集客力を持っているわけでさ。世界最大のバンドにもなれたと思うんだよね。そのポテンシャルはあるのに、実現できないのはなぜだと思う?」

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