ウィルコのフロントマンであるジェフ・トゥイーディーは現地時間11月26日未明にシカゴにある自宅が何者かによって銃撃されている。
ジェフ・トゥイーディーの妻であるスーザン・ミラー=トゥイーディーによるフェイスブックへの投稿によれば、ジェフ・トゥイーディーの家族はこの日、深夜の2時頃に7発から10発の銃声の音を聞いて目を覚ますことになったという。
2000年に閉鎖したシカゴの伝説的なロック・クラブ「ラウンジ・アックス」を共同で経営していたスーザン・ミラー=トゥイーディーは投稿で次のように述べている。「大きな音を聞いて、いつも『あれは花火? それとも銃声?』って考えてしまう時のことは分かると思うけど、 実際、それが本当に銃声だった時には、何の疑いもなくそうだって分かるものなの。なにより自宅が撃たれている場合は特にね」
シカゴ市警察によれば、事件は夜中の2時頃に起きたことが判明しているとのことで、この事件によるけが人は出ていない一方で、この一件に関連した逮捕者もまだ出ていない。ジェフ・トゥイーディーの自宅があり、築100年ほどの家々や広々とした芝生の敷地が広がるオールド・アーヴィン・パーク近郊では先日、銃を使った暴力事件が起きているものの、警察はこの事件との関連性については否定している。
フェイスブックへの投稿でスーザン・ミラー=トゥイーディーは次のように述べている。「今までに聞いたなかで最も大きくて恐ろしい音がしたので、私たちは警報を鳴らしました。私は911に電話をかけ、その時はまだ警察は来ておらず、警察の姿も見えていなかったのですが、2階の窓から警察を探していた時に、私たちの家が銃撃されていたことに気がついたのです。銃弾は雨戸を貫通して、バルコニーを通って木のドアに撃ち込まれていました。私たちは改めて恐ろしくなり、もう一度911に電話をしました。警察はようやく到着してくれたのですが、報告書を書いただけですぐに帰ってしまいました。今日になって明るくなったところで、ジェフが7つの薬莢を発見し、警察がもう一度来てそれを回収していきました」
彼女はフェイスブックに銃弾が撃ち込まれた自宅の写真も投稿している。
ジェフ・トゥイーディーとスーザン・ミラー=トゥイーディーからの発言はないものの、事件当時自宅にいた、彼らの息子でミュージシャンのスペンサー・トゥイーディーは現地時間11月27日、地元のラジオ局に対して事件について「とても恐ろしかった」とコメントした上で、家族が標的だったとは考えていないと語っている。
また、スーザン・ミラー=トゥイーディーは同じく11月27日、銃撃事件が多く起きているシカゴを批判するコメントが寄せられたことを受けてフェイスブックに新たに投稿している。
「聞いて。私たちはシカゴが大好きよ。本当にね。起きたことは恐ろしかったけど、今でもこの都市や近所が大好き。事件をめぐってシカゴを憎むようなコメントがたくさん寄せられていたから、それをどうにかしたいと思ったの」と彼女は新たな投稿で述べている。
一方、ジェフ・トゥイーディーは先日、HBOで放送されているシットコム「ラリーのミッドライフ★クライシス」の来たる新シーズンに出演することが明らかになっている。
『ヴァラエティ』誌によれば、ジェフ・トゥイーディーは「ラリーのミッドライフ★クライシス」の新シーズンに出演するものの、彼の役柄については「秘密にされている」という。同作に出演しているジェフ・ガーリンと友人同士であるというジェフ・トゥイーディーが俳優に挑戦するのは今回が初めてではなく、彼は以前、ドラマ「パークス・アンド・レクリエーション」にスコット・タナー役として複数のエピソードに出演していたほか、映画『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』に本人役として出演している。
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