グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングとビリー・アイリッシュは米『ローリング・ストーン』誌の特別企画でそれぞれ成功と名声によって体験したことについて話し合っている。
ビリー・ジョー・アームストロングとビリー・アイリッシュは米『ローリング・ストーン』誌の「ミュージシャンズ・オン・ミュージシャンズ」の企画で対談し、それぞれのキャリアの重要な転換点についてインタヴューを行っている。
ビリー・ジョー・アームストロングにとってはビリー・アイリッシュの音楽が「切実」で「自由」であるがゆえに感心したことを説明する機会となっている。
「不思議なサウンドだというのは分かるよ。でも、自分は常に自由そのものようなサウンドの音楽に引き寄せられるんだ。それが君の音楽から感じたことだよ。自分自身を表現し、新しいサウンドを取り入れるという点で切実な人だという感じがしたんだ。自分にとってはジャズのような感じなところもあるんだよね。もし、そう言って差し支えなければね」
「歌詞もすごくリアルだよね。リアルではないシンセのサウンドに囲まれているなかで、これが重要なことだよね」
BILLIE JOE ARMSTRONG + BILLIE EILISH FOR ROLLING STONE pic.twitter.com/qaypdmEhxr
— وحيد القرن (@usuallyhungover) October 29, 2019
ビリー・ジョー・アームストロングは自身がグリーン・デイの1994年発表作品『ドゥーキー』が1000万枚のセールスを記録した後、成功を謳歌する機会に恵まれなかったことに触れ、新たに獲得した成功を謳歌するように謳歌するよう後押ししている。
「まだ22歳だったし、同時に子供だったんだ。そして、結婚していた。クレイジーな年だったよ。すごくテンパってたのを覚えているよ」
「これまでそんなスケールになったことのない音楽をやっていたからね。でも、本当にやりたかったことは仕事を続けて、曲を書き続けることだった。調子にのりたくなんてなかったからね。羽根を伸ばすなんてことはなかった。それで、『十分に謳歌できているのか? これって楽しいのか?』という感じになってね。というのも、ミュージシャンとして初めて人気を獲得する感覚って二度と体験できないものだからね。そうしたことを経て、人生の中で面白いことを続けていくためにも新しいものを作り続けていかなくちゃいけないんだよ」
一方、ビリー・アイリッシュはツアーのプレッシャについて明かし、家に帰った時に近い友人たちが先に進んでいるのを知る怖さについて説明している。
「『私は音楽を楽しめている?』と思う時期があるんだけど、ツアーでは特にそう感じるの。ライヴ自体のことを言っているわけじゃないんだけどね」
「ライヴはいつだって大好きなものだし。でも、移動して、ずっと1人で、ヨーロッパで寒いバスに乗り、ひどい食事をしていると、戻った時にみんなが先に行ってしまっているような感じがあるのよね。直近のツアーは初めて楽しめたものだった。今、目にしているのは素晴らしいものなんだと思ったかな」
「ミュージシャンズ・オン・ミュージシャンズ」の企画では他にもエルトン・ジョンとラナ・デル・レイが輝かしいキャリアの浮き沈みについて語っている。
一方、グリーン・デイは来年ニュー・アルバム『ファザー・オブ・オール…』をリリースすることが決定しており、アルバムからは先日、新曲“Fire, Ready, Aim”も公開されている。
グリーン・デイはフォール・アウト・ボーイ、ウィーザーと共に大規模なジョイント・ツアー「ヘラ・メガ・ツアー」を行うことも決定している。
ビリー・アイリッシュは来年、大規模なUKツアーを行うことが決定しており、ヨーロッパのフェスティバルに出演することも発表されている。
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