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テイラー・スウィフトは自身も出演する1981年発表のミュージカルをベースにした映画『キャッツ』にミュージカルの作曲者であるアンドリュー・ロイド・ウェバーと共作した“Beautiful Ghosts”を提供することが明らかになっている。

“Beautiful Ghosts”は映画版のために書かれた唯一の新曲となっており、フランチェスカ・ヘイワード演じるヴィクトリアを念頭に置いて作曲されたという。白猫として知られるヴィクトリアだが、オリジナルのミュージカルではソロの歌唱パートは存在していない。

「最初に脚本を読んだ時に映画はヴィクトリアの目線で描かれていると感じてね。最初に言ったのは『ヴィクトリアの曲を書かなきゃいけない』ということだったんだ」とアンドリュー・ロイド・ウェバーは“Beautiful Ghosts”誕生の経緯について説明した動画で語っている。「そして映画全体のものすごく重要な中心部となったんだ」

報道によれば、“Beautiful Ghosts”は映画で2度歌われるとのことで、一度目はフランチェスカ・ヘイワードによるもので、二度目はジュディ・デンチ演じるオールド・デュトロノミーが短く歌うものになるという。テイラー・スウィフトによるスタジオ・バージョンはエンド・クレジットの際に使用される。

“Beautiful Ghosts”の大半は「ある1日の午後」に書かれたとアンドリュー・ロイド・ウェバーは『ヴァラエティ』誌に語っている。テイラー・スウィフトは自身の演じるボンバルリーナが歌う劇中歌の“Macavity the Mystery Cat”の練習のためにアンドリュー・ロイド・ウェバーを訪ねたという。

しかし、アンドリュー・ロイド・ウェバーが自身の書いた別の曲の伴奏をピアノで弾いたところ、テイラー・スウィフトが即興で歌詞と歌の旋律を付けたことで、それが“Beautiful Ghosts”になることになったという。『ヴァラエティ』誌でアンドリュー・ロイド・ウェバーはテイラー・スウィフトに惜しみない賛辞を寄せている。「テイラーにはあの曲がどんなものになるかのエッセンスがあったんだ。よくあるような歌詞じゃないしね」

「テイラーの書いた歌詞の途方もない素晴らしさについては信じることができなかったよ」と映画『キャッツ』の監督であるトム・フーパーも動画の中で語っている。「自分が制作している映画に何者かが入ってきて、脚本を読み、俳優と会って、世界観を見て、この映画で僕たちがやろうとしていることへの深い理解を僕に思い出させてくれたような感じだった。ものすごく興奮したよ」

動画ではテイラー・スウィフトによるスタジオ・バージョンの一部も公開されていて、「Perilous night / Their voices calling / A flicker of light / Before the dawning(危険な夜、彼らの声が呼んでいる、夜明け前の光の揺らぎ)」という歌詞も明らかにされている。

楽曲の一部が公開されている動画はこちらから。

ジェームズ・コーデン、ジェニファー・ハドソン、イドリス・エルバ、イアン・マッケラン、レベル・ウィルソン、ジェイソン・デルーロといった豪華キャストが出演する映画『キャッツ』は2020年1月24日に日本公開されることが決定している。

映画の概要は以下の通り。

タイトル:『キャッツ』
公開表記:2020年1月24日(金)全国ロードショー
コピーライト:© 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.
監督:トム・フーパー(『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』『リリーのすべて』)  
脚本:リー・ホール(『戦火の馬』『リトル・ダンサー』)、トム・フーパー
製作総指揮:アンドリュー・ロイド=ウェバー、スティーヴン・スピルバーグ、アンジェラ・モリソン、ジョー・バーン
原作・原案:T.S.エリオット、アンドリュー・ロイド=ウェバー
キャスト:ジェームズ・コーデン、ジュディ・デンチ、ジェイソン・デルーロ、イドリス・エルバ、ジェニファー・ハドソン、イアン・マッケラン、テイラー・スウィフト、レベル・ウィルソン、フランチェスカ・ヘイワードほか

更なる詳細は以下のサイトでご確認ください。

https://cats-movie.jp/

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