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テイラー・スウィフトはドナルド・トランプ大統領について「アメリカ国民が正気を失うように仕向けている」と非難し、民主主義を信じていないと述べている。

8月23日にニュー・アルバム『ラヴァー』をリリースしたテイラー・スウィフトはなぜ2016年の大統領選挙で沈黙を保っていたのかを説明するとともに、2020年の大統領選挙で有権者がトランプ大統領を政権の座から追い落とすためには「自分にできることはすべてする」と語っている。

『ガーディアン』紙にテイラー・スウィフトはドナルド・トランプ大統領が「アメリカ国民が正気を失うように仕向けている」と述べ、「『大統領を嫌いだということはアメリカを嫌いだということだ』という風にね」と語っている。

彼女は次のように続けている。「私たちは民主主義の人間よ。少なくともそのはずよね。そこでは意見を異にすること、異議を唱えること、議論することが許されているわけで、彼は独裁政治だと思っているんじゃないかと本当に思うの」

2016年の大統領選挙の期間中、テイラー・スウィフトはいずれの候補者への支持も表明しなかったために本人の預かり知れぬところでアメリカの右翼層に支持される事態となっていた。敗北した民主党候補者のヒラリー・クリントンを支持していたことを表明したのち、テイラー・スウィフトは母親のガンによって動転していたために世間の注目を浴びたくなかったと説明している。

「私自身の精神状態を守ろうとしていただけなの。あまりニュースも確認できてなかったけれど、自分の票は投じたし、人々にも投票するように呼びかけたわ」とテイラー・スウィフトは語っている。「自分に何をできて、何が手に負えないのかは分かっていたから。文字通り壊れてしまいそうだったのよ。2020年に向けて自分にできることは何でもするつもりだわ」

テイラー・スウィフトはまた当時の自らのパブリック・イメージがいくつかの政治キャンペーンにおいて逆効果になるかもしれないと感じていたという。テイラー・スウィフトは次のように語っている。「役に立たないばかりか、邪魔することになるもしれないと感じていたの……何も言わなかったのを本当に後悔しているわ」

テイラー・スウィフトはニュー・アルバム『ラヴァー』のタイトル・トラック”Lover”のミュージック・ビデオが公開されている。アルバムにはディクシー・チックス、ブレンドン・ユーリーが参加しており、セイント・ヴィンセントとの共作”Cruel Summe”やイドリス・エルバとのインタヴュー音源を使った楽曲も収録されている。

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