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アイアン・メイデンのフロントマンであるブルース・ディッキンソンは自身の所有する航空機の整備と乗務員の訓練を行う会社、カエルダフについて語っている。

熟練のパイロットとしてツアーでのジェット機の運転も行っていることで知られるブルース・ディッキンソンだが、2012年に彼は所属していたアストライオス航空が事業停止したことを受けて、自身の会社であるカーディフ・アヴィエーション社を立ち上げている。

今年6月、カーディフ・アヴィエーション社は乗務員の訓練範囲やメンテナンス範囲の拡大による新たな事業計画を発表しており、社名もそのタイミングでカエルダフへと変更している。カエルダフでは乗務員の訓練範囲をコックピットの外まで広げ、整備士や客室業務員の育成も行う予定だという。

今回、ロンドンで開催された航空業界の専門イベント「MROヨーロッパ2019」に出席したブルース・ディッキンソンは自身の事業についてインタヴューに答えている。「2012年に事業を見出したことは本当に誇りに思っているし、我々のエンジニアとインストラクターのこれまでの素晴らしい仕事と取り組みには感謝しきれるものではないよ。マネージメント・チームと協働して、彼らはカエルダフを航空工学と訓練の真に独立したセンターにしようとしているんだ」

インタヴューの動画はこちらから。

カエルダフの整備格納庫では主にボーイング737やエアバス320といった機体群のメンテナンスが提供されている。訓練施設にはB747のフル・モーション・シュミレーターとS-61ヘリコプターのシュミレーターが導入されている。

カエルダフは事業認可を受けた企業としてサウス・ウェールズのカーディフ空港エアロスペース企業誘致地域に拠点を置き、これまで認定MRO(保守、修理、点検)とパイロットの訓練を行ってきている。

ブルース・ディッキンソンは航空事業以外でも音楽以外の分野に取り組んでいることで知られ、昨年12月にはクラフトビールの企業会合で基調演説を行っている。

ブルース・ディッキンソンは2013年にロビンソンズ醸造場との共同制作で、自身がデザインとプロデュースを手掛けた「トゥルーパー」という銘柄のビールを発売して、世界各国でヒット商品となっている。

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