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クイーンはドナルド・トランプ大統領が新たな選挙活動の映像で“We Will Rock You”を使用したことを受けて、使用をやめさせる手続きをとっている。

ドナルド・トランプ大統領が支持者に話しかける映像は10月9日に投稿されたもので、映像の全体で“We Will Rock You”が使われている。これを受けてクイーンの担当者は動画を削除する依頼を既に行ったことを認めていた。

「クイーンの“We Will Rock You”が全体で使われているこの映像がずっと上がっていると期待しないほうがいい」とバズフィードのアダム・B・ヴェアリーはツイートしている。「クイーンの担当者が今夜僕に語ってくれたんだ。トランプの選挙運動にクイーンの楽曲の著作権を使用しないようにする手続きに既に入ったってね」

最終的にこの動画は現地時間10月13日に削除されたと見られている。ドナルド・トランプ大統領によるツイートは削除されていないものの、動画部分には「このメディアは、著作権者からの申し立てにより無効になりました」と表示されている。

クイーンはドナルド・トランプ大統領が2016年の共和党全国大会で“We Are The Champions”を使用した時にも抗議を行っている。

「クイーンはいかなる国であっても自身の楽曲を政治的な議論や大規模な議論と関連づけたくはありません。クイーンは、トランプ氏や共和党の政治的意見を後押しするために“We Are The Champions”が使用されることを望んでおりません」と当時、バンドは述べている。

先日、ニッケルバックとプリンスも自身の楽曲をドナルド・トランプ大統領に使用されて、抗議の姿勢を示している。

ニッケルバックは、ドナルド・トランプ大統領が来年の大統領選で対決する可能性のある民主党のジョー・バイデン候補を揶揄するツイートで、2005年発表のヒット曲“Photograph”が使われており、すぐに著作権侵害の申し立てを行っている。

プリンスの遺産管理団体はドナルド・トランプ大統領に対して2018年に弁護士を通じて楽曲の使用停止を承認したにもかかわらず、今週プリンスの地元であるミネソタ州ミネアポリスで行った集会で“Purple Rain”を使用したとして大統領を批判している。

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