パール・ジャムのフロントマンであるエディ・ヴェダーはダニエル・ジョンストンに追悼の意を表して“Walking the Cow”のカヴァーを披露している。
9月27日から29日にわたって開催されたオハナ・ミュージック・フェスティバルで、9月28日にヘッドライナーを務めたエディ・ヴェダーはそのステージでカヴァーを披露している。
曲を演奏する前にエディ・ヴェダーは次のように語っている。「ある人がいたんだ。素晴らしいソングライターで、ここ1ヶ月も経たないうちに亡くなったんだけどさ。グレン・ハンサードをはじめ、カート・コバーンからラナ・デル・レイまでみんな、数限りないミュージシャンがこの人に影響を受けたことを知ってる。彼は少年時代からテキサス州オースティンに住んでて、テープを作り始めたんだ。彼はそれを店に置いて、テープのコピーを作って、そのテープはミュージシャンたちの手に渡ることになったんだ。随分前のことだけどさ。80年代の中盤から後半のことだったと思う。彼は最近亡くなるまで音楽を作っていた。彼には扱いにくい頃もあった。でも、その扱いにくい頃以外は、これまで聴いた中でも最も痛烈で、傷つきやすい曲が生まれたんだ」
彼は次のように続けている。「クリス・コーネルと自分で彼の曲を聴いていた時のことを覚えている。暖炉と小さなソファのある自分の家の小さな部屋にいたんだ。ソファでさえなかったな。ソファの半分くらいのものだった。ラヴ・シートという感じでもなかったな。そう言うと、おかしな感じに聴こえるからね。でも、僕らは2時間連続で聴き続け、それは4時間になり、6時間になった。僕らは笑ったり泣いたりしながら、あまりにも笑ったから、涙が目からこぼれてね。僕らはお互いを見て、『彼は僕ら2人よりも素晴らしいね』と言ったのを忘れないよ。彼の名前はダニエル・ジョンストンというんだ」
観客が撮影した映像はこちらから。
オハナ・ミュージック・フェスティバルはエディ・ヴェダーが共同で主催しているフェスティバルで、前日にザ・ストロークスがヘッドライナーを務めた時には“Hard to Imagine”、“Juicebox”でエディ・ヴェダーが飛び入りしたほか、最終日にはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのステージに参加してザ・カーズの“Just What I Needed”をカヴァーしている。
それぞれの映像はこちらから。
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