プリンスの遺産管理団体はプリンスの音楽を「ブートレッグ」としてリリースしていたレーベルから補償金を獲得したことが明らかになっている。
「TMZ」が入手した書類によれば、アイ・レコーズにプリンスの音楽をリリースするのを止めさせる法廷闘争の中で遺産管理団体は補償金として700万ドルを入手したという。
遺産管理団体はアイ・レコーズについて「プリンス専門のブートレッグ・レーベル」としており、今回、ブートレッグのプリンスの音源をすべて取り下げるよう指示されたという。
プリンスの遺産管理団体は死後18枚のアルバムをリリースしたとのことでアイ・レコーズを2018年8月に訴えている。「TMZ」によれば、リリースされたのはライヴ音源や未発表音源で、十分な権利なしにリリースされていたという。
裁判によれば、アイ・レコーズは「newlovesigne.com」というオンライン・ストアを使って、ブートレッグ音源を販売していた。プリンスの遺産管理団体は商標侵害で200万ドルを求めていたが、今回700万ドルが支払われることが決定している。
先日、ザ・フレーミング・リップスはかつてプリンスに自身のアルバムを渡そうとしたものの、すぐさま突き返されたことを明かしている。
プリンスは2006年のブリッド・アウォーズで“Purple Rain”の素晴らしい演奏を披露しているが、ザ・フレーミング・リップスはその時に彼に自身のことを知ってもらう機会だと感じたという。
「僕たちはブリッド・アウォーズに出席して、彼もそこでパフォーマンスを披露してね。会いに行くために勇気を出して、彼のボディーガードに、プリンスに渡してくれって僕たちのCDを何枚か手渡したんだ。彼が僕たちの音楽を聴いてくれるかもしれないという可能性に本当にワクワクしたよ」とフロントマンのウェイン・コインは『インディペンデント』紙に語っている。
「だけど、その晩の終わり、ボディーガードが僕たちのところにやって来て、CDをすべて返してきて、『プリンスはこれらを必要としていない』と言われてね。あまりにクールで、彼のことが大好きになったよ」
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