アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンは自身のバンドについて素晴らしいバンドであるだけでなく素晴らしいブランドでもあると語っている。
ブルース・ディッキンソンは現地時間6月5日から6月6日にかけてスペインのマドリードで開催されたマネージメント&ビジネス・サミット(MABS)にスピーカーとして登壇して、ブランドについた顧客をファンに変えることの重要性について説いている。
ブルース・ディッキンソンは次のように語っている。「顧客の定義は何だと思いますか? 顧客とは立ち去ることのできる人です。我々が求めているのは顧客ではありません。我々はファンを求めているのです」
「私は自分たちのことを素晴らしいバンドだと思っていますし、自分たちは素晴らしいブランドだとも思っています。自分たちがやっていることを誇りに思っています。恥ずかしく思っていることなどありません」
「ブランドの中には、関わりたくないと思うブランドもあるでしょう」とブルース・ディッキンソンは続けている。「しかしながら、言葉を恐れてはいけません。悪いのは言葉ではありません。あなたがどんな人であるか、あなたがそれを使って何をしようとしているかが大切なのです」
「みなさんにもぜひ、顧客をみなさんのファンに変える方法を考えてみてほしいと思います」
ブルース・ディッキンソンは昨年、ブラジルの「グローボ・ニュース」によるインタヴューの中でアイアン・メイデンというブランドを背負う意義について語っている。「ブランドであることは楽しいことなんだ」とブルース・ディッキンソンは語っている。「ブランドであることは決して悪いことじゃない……ただ、ブランドであることの唯一の欠点を挙げるとすれば、誠実さを欠いた人々に搾取されそうになることもあるということだね」
「ブランドを使えば素晴らしいことができる。たとえば、僕らはアイアン・メイデンであるおかげで、自分たちのピンボール台を作ることができるからね。それから、何年も前から取り組んでいるものがあるんだけど、(玩具メーカーの)プレイモービルからアイアン・メイデン仕様の海賊船を発売したいと思っているんだ。レゴみたいなおもちゃなんだけどね」
ブルース・ディッキンソンは次のように続けている。「お金が足りないとか、そういうことではないんだ。ブランドを使ってひどいことをするつもりもない。誠実で楽しい、マトモなことにブランドを使いたいと思っている」
「アイアン・メイデンのTシャツが欲しくなくったって、それはそれで構わないんだ。一番大切なのは音楽だからね。他のすべてはその付属品なわけだからさ」
アイアン・メイデンは現地時間7月18日にフロリダ州サンライズで行う公演を皮切りに、33都市を回る「レガシー・オブ・ザ・ビースト」ツアーの北米公演をスタートさせる予定となっている。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.