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ルイス・キャパルディは現地時間7月14日に出演したTRNSMTのステージで被った映画『スターウォーズ』シリーズのチューバッカの被り物がチャリティのためにオークションに出品されている。

ルイス・キャパルディによる今回のパフォーマンスは、ノエル・ギャラガーが先日、彼についてチューバッカになぞらえて揶揄したことを受けてのものとなっている。

TRNSMTを主催するDFコンサートの従業員は今回、フライトゥンド・ラビットによる慈善団体「タイニー・チェンジズ」の支援のためにルイス・キャパルディが着用したチューバッカの被り物をeBayに出品することを発表している。

「私はDFコンサートで働いており、ルイス・キャパルディのパフォーマンスのために自分が持っていたマスクを提供しました」とチューバッカのマスクの説明欄には記されている。「ルイス・キャパルディが終演後にマスクにサインをしてくれたこともあり、私はこのマスクをeBayに出品して、(フライトゥンド・ラビットの)スコット・ハッチソンを称えて設立されたチャリティー団体『タイニー・チェンジズ』にその収益を寄付することが最善だと考えました。『タイニー・チェンジズ』は子供たちや若者たちが抱えるメンタルヘルスの問題の周知活動を行っている団体です」

チューバッカのマスクには記事執筆時点で5300ポンド(約71万円)の値がつけられている。入札は現地時間7月22日に締め切られる予定となっている。

チューバッカのマスクが出品されているeBayのページはこちらから。

https://www.ebay.co.uk/itm/Lewis-Capaldi-Chewbacca-Mask-Signed/143329826088

「タイニー・チェンジズ」はスコット・ハッチソンの弟でフライトゥンド・ラビットのドラマーであるグラント・ハッチソンを含む彼の家族によって2019年の5月に設立されており、彼らは声明で次のように述べている。「私たちはスコットが築き上げてくれた遺産を継続させていきたいと考えています。彼が世界中の人々の中に残してくれたエネルギーを、若者たちが抱えるメンタル・ヘルスの問題を改善するための前向きな力に変え、世界に『小さな変化』をもたらすことを目指しています」

スコット・ハッチソンの家族は「タイニー・チェンジズ」の目的について、「子供たちや若者が抱えているメンタル・ヘルスの問題の周知や、メンタル・ヘルスの問題を生み出す原因の理解を人々の間で深めること、子供たちや若者のメンタル・ヘルスをケアするためのサービスの設計や提供の改革に向けた支援、メンタル・ヘルスに問題を抱えた子供や若者たちへの支援、その家族や治療に当たる人々への支援、メンタル・ヘルスに関する施策やその実践に向け、メンタルヘルスに問題を抱えた子供や若者たちのために声をあげること」と説明している。

スコット・ハッチソンは鬱病との闘病の末に2018年5月に自殺で亡くなっている。享年37歳だった。

フライトゥンド・ラビットはビッフィ・クライロやジュリアン・ベイカー、ドーター、ザ・トワイライト・サッドらが参加したカヴァー・アルバム『タイニー・チェンジズ:ア・セレブレーション・オブ・フライトゥンド・ラビッツ・『ザ・ミッドナイト・オーガン・ファイト』』が7月9日にリリースされている。『NME』は同作について4つ星をつけたレヴューで次のように評している。「『タイニー・チェンジズ〜』はスコット・ハッチソンや彼のバンドが音楽業界に与えた大きな影響や、彼らがもたらした多くの『小さな変化』を称賛する確固たる作品である」

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