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スカイ・フェレイラは過去6作のマスター音源をスクーター・ブラウンに購入されたと報じられているテイラー・スウィフトを擁護する文章をインスタグラムのストーリーに投稿して、いかに音楽業界が「いじめ」に満ちているかについて述べている。

スカイ・フェレイラはジャスティン・ビーバーアリアナ・グランデカニエ・ウェストらのマネージャーを務めるスクーター・ブラウンがテイラー・スウィフトの過去のマスター音源を購入したとされている件について言及している。テイラー・スウィフトはこの一件について、スクーター・ブラウンが彼女に初期のマスター音源の所有権を取り戻させないようにするため行った仕打ちだと主張している。

スカイ・フェレイラはテイラー・スウィフトを擁護する姿勢を示して、彼女のように苦境に立たされている状況は音楽業界ではよくあることだと述べている。

「私は15歳の時に契約を交わして、今もその代償を払わされているわ。私が交わした契約はすべて、私を利用するためのものだったの」とスカイ・フェレイラはインスタグラムのストーリーに投稿した長文に綴っている。「エンタテインメント業界は、自分たちのために多大なパワーを使う不適格なイジメっ子たちやバカな人たちでいっぱいなの」

スカイ・フェレイラは投稿の中で音楽業界の重役たちから何度も「自分の正気を疑うような」仕打ちを受けてきたことを明かしているほか、「数え切れないほどの精神的な虐待」があったことを訴えている。

スカイ・フェレイラは新人のアーティストたちへの助言として次のように述べている。「自分や将来のことは自分自身で気にかけて。自分の権利を明け渡すように促す重圧に屈してはいけないわ。自分の人生や仕事を妥協してはダメ。アーティストとして私たちにはこういったシチュエーションから自分の身を守る能力があるし、門番たちが立ちはだかろうと、世界は耳を傾けてくれるわ」

スクーター・ブラウンはスコット・ボーチェッタによるビッグ・マシーン・レーベル・グループを3億ドル(約324億円)で購入したことが明らかになっている。ビッグ・マシーン・レーベル・グループはテイラー・スウィフトのデビュー・アルバム『テイラー・スウィフト』から2017年発表の『レピュテーション』までの権利を保有している。

このニュースを受けてテイラー・スウィフトはソーシャル・メディアで遺憾の意を表明している。「世間にも発表された今、スクーター・ブラウンが私のマスター音源を購入したことを知りました。それで思うのは彼から長年受けてきた、巧みに操られた執拗ないじめのことです」

「キム・カーダシアンが違法で録音した私との電話をリークするよう仕向けた時も、スクーター・ブラウンは自分の手掛けている2組にオンラインで私をいじめるようにさせました。彼の手掛けているカニエ・ウェストが私の裸を使ったリヴェンジ・ポルノのミュージック・ビデオを作ったのもそうです。今回、スクーター・ブラウンは私の命とも言える作品を私から奪いました。これらは私に購入する機会を与えられなかったものです。結果、私の音楽的遺産はそれを解体しようとする人物の手にゆだねられようとしているのです」

その後、スクーター・ブラウンのマネージメントを手がけるジャスティン・ビーバーは彼を擁護する姿勢を示しており、テイラー・スウィフトのことは「大好き」であるものの、彼女の投稿について「ファンがスクーターをイジメることを分かった上で、共感がほしくてやった」ことだと主張している。ジャスティン・ビーバーはテイラー・スウィフトに対し、話し合いでの解決を提案している。

一方で、ホールジーやトドリック・ホールらはこの件についてテイラー・スウィフトを擁護する姿勢を示している。

スカイ・フェレイラは今年3月、2013年リリースのデビュー作『ナイト・タイム・マイ・タイム』に続く待望のセカンド・アルバム『マゾヒズム』に収録されていると見られる新曲“Downhill Lullaby”をリリースしている。

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