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ヴァン・ヘイレンのオリジナル・ベーシストであるマイケル・アンソニーは「順調に進んで」いたら今頃はヴァン・ヘイレンとしてリハーサルをしていたはずだったと語っている。

ヴァン・ヘイレンはオリジナル・メンバーによるスタジアム・ツアーが実現するのではないかと噂されていた。マイケル・アンソニーは2007年以来、ヴァン・ヘイレンに参加しておらず、噂が実現すれば、オリジナル・ラインナップでの公演は1984年以来となるはずだった。

以前、去年の10月にヴァン・ヘイレンのマネージメントから連絡を受けていたことを明かしていたマイケル・アンソニーは今回、当時受けた連絡についてさらなる情報を明かして、当初の計画通りに行っていれば今頃はツアーのリハーサルをしていたはずだったと語っている。

最近はサミー・ヘイガー&ザ・サークルのメンバーとして活動しているマイケル・アンソニーは現地時間6月19日にラジオ番組「トランク・ネイション」に出演して、次のように語っている。「今、ザ・サークルが休息期間に入っているのは、もしも(ヴァン・ヘイレンの)連中が計画した通りに物事が進んでいたら、今頃はヴァン・ヘイレンと一緒にプリプロダクションのリハーサルを行っていたはずだからなんだよ」とマイケル・アンソニーは語っている。

「サミーがこの間、僕に(ヴァン・ヘイレンから)オファーがあったっていう話をしていたのは知っていると思うんだけどさ。実際、僕は去年の10月に(ヴァン・ヘイレンのマネージャーである)アーヴィング・エイゾフから連絡を受けたんだ。彼から連絡を受けたのはその時が初めてだったんだけどね。どんな形であれ、再結成に興味がないかっていうことを訊かれたんだ」とマイケル・アンソニーは語っている。

「『興味はある』っていうことを彼には伝えたんだけどさ」と彼は続けている。「その時はまだサミーとの公演がいくつか残っていたから、『そっち側の考えをぜひとも聞かせてほしいね。まだいくつか公演が残っているから、後で電話をしてくれよ』っていうことを言ったんだ」

「それで、結局電話が鳴ることはなかったんだ。今年に入ってすぐ、(ヴァン・ヘイレンのシンガーである)デヴィッド・リー・ロスのビジネス・マネージャーだか、弁護士だか、誰かしらから連絡が来て、ミーティングをしたいっていうことを言われたんだけどさ。そこからはマネージャーに任せることにしたんだ。ややこしいことには巻き込まれたくないと思ったからさ。きちんとした方法で話し合いたかったんだ。とりわけ、2004年にああいうことがあった後だからさ」

「俺が聞いたことから推測するに、彼らとは話をしていないんだけど、連中は今年の夏に何かしらを計画していたみたいなんだ……理由は分からないけど、俺もそうだし、俺の陣営には一度も連中からの連絡だったり、契約についてや、話し合いの場を設けようみたいな話がきていないんだ。そうなった時に思うのは、もうプラグは抜かれたんだなっていうことだよ」

オリジナル・ラインナップでの再結成の噂はデイヴィッド・リー・ロスが「ヴァルチャー」に対して、ヴァン・ヘイレンが今夏にスタジアムでマイケル・アンソニーとパフォーマンスする可能性についてほのめかしたことが発端となっている。

マイケル・アンソニーは2007年にデイヴィッド・リー・ロスがバンドに復帰する前に脱退している。その後のツアーやスタジオ・アルバム『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』ではエディ・ヴァン・ヘイレンの息子であるウルフガング・ヴァン・ヘイレンがベースを務めている。

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