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エルトン・ジョンは『ロケットマン』のサウンドトラックでのタロン・エガートンの歌声を「とてつもない」と絶賛している。

タロン・エガートンはイギリスでは公開が始まった映画『ロケットマン』でエルトン・ジョンを演じており、同作はエルトン・ジョンがポップ・スターとして世界的に有名になるまでの軌跡を追ったものとなっている。

「Beats 1」のゼイン・ロウの特番で行われたインタビューの中で、エルトン・ジョンはどうしてタロン・エガートンが映画の中で自身を演じるのに理想的だったのかを語っている。「『シング』のサウンドトラックから、彼が歌っている”I’m Still Standing”を聴いたんだ。彼が歌えるってことを知っていたし、みんなに映画の中で歌っているのは僕じゃないってことを間違いなく分かっていてほしかったんだ。リップシンクはやってほしくなかった。だから、彼には『全曲歌うことになる』と言っておいたんだ」

エルトン・ジョンは、それは簡単な仕事ではなかっただろうと続けている。「僕の歌は歌うのが難しいんだよ」と彼は語っている。「歌うのが大変だと多くのミュージシャンが僕に言うから知っているんだ」

サウンドトラックのレコーディング作業とは距離を置いていたことを説明しながら、エルトン・ジョンは出来上がったものを聴いた時にタロン・エガートンの歌に「圧倒された」と述べている。「彼がやってのけたのは本当にとてつもないことでね、僕のようにも聴こえるし、タロン自身のようにも聴こえるんだ」と彼は語っている。「ジャイルズ(・マーティン、プロデューサー)がスタジオで彼に自信を与えてくれたおかげでもあるだろうね」

「そうした関係性はとても重要なんだ――ジェイルズとタロンのね――だから彼らを完全に二人きりにしておいたし、彼らは素晴らしい友情と関係性を築いてくれた。音楽を聴いてみれば、彼らの間にはそれがあるのは明らかだよ」

タロン・エガートンがエルトン・ジョンの楽曲のいくつかを歌っている一方で、『ロケットマン』のサウンドトラックには彼らが共演をしている新曲も収録されている。”(I’m Gonna) Love Me Again”はエルトン・ジョンとその長年の共同制作者であるバーニー・トーピンによって書かれおり、映画のエンド・ロールで使用されているという。

5つ星を点けたレビューの中で『NME』はタロン・エガートンの演技を次のように評している。「彼はパワフルなシンガーであり、ジョンの強大な個性にマッチするように膨らみ上がることができる一方で、失望と痛みの感動的なシーンでは完全な静寂も表現している。虹色の衣装で身を包み、ステージの上で飛び跳ねている様子からは、自分自身の最高の一瞬を見出した役者の姿を見ることができる」

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