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リアム・ギャラガーのドキュメンタリー『アズ・イット・ワズ』の監督はリアム・ギャラガーの壮大なソロ新作の内容について語っている。

6月7日にUKで劇場公開される本作はリアム・ギャラガーがソロ・アーティストとのキャリアを始める様を追ったもので、ソロ・デビュー・アルバム『アズ・ユー・ワー』の制作やアルバムを携えてツアーに出るところをカメラ・クルーがステージでもバックステージでも密着したものとなっている。映画では来たるセカンド・ソロ・アルバムに収録される新曲“Once”も使用されているという。

『NME』に対してドキュメンタリーの監督であるチャーリー・ライトニングは“Once”について「このアルバムの“For What It’s Worth”なんだ」と語っており、アルバムについては彼が聴いた選ばれた楽曲は「ものすごかった」と語っている。

「『アズ・ユー・ワー』と地続きのものなんだ」とチャーリー・ライトニングは新作について『NME』に語っている。「『ディフィニトリー・メイビー』と『モーニング・グローリー』を見てみた時に一つはよりパンクっぽくて、一つはよりビッグなアルバムなわけでさ、分かるだろ? これっていうのは進化のわけでさ。最盛期にいる人なわけでね。みんなが新作にガッカリすることはないと思うよ。みんな、圧倒されるんじゃないかな」

“Once”がどんな曲かについてチャーリー・ライトニングは次のように続けている。「『You only ever get it once(それができるのは一度だけだ)』という歌詞があるんだけどさ。それがすべてで、初めて聴いた時に、それを聴いて人生で得ることのできる体験について考えたんだ。2度目のチャンスもあるけどさ。でも、1度しかないんだよ。あと、自分としてはノエルに対して歌っているとも考えられると思ったよ。分かるかな?」

チャーリー・ライトニングは新作からのリード・シングルについて「リアムの楽曲でも最も好きな曲」と語っている。

「自分としては“Wall Of Glass”よりもいいと思うね。よりハードなんだ。『アズ・ユー・ワー』と地続きのものなんだけど、よりビッグなんだよ。2度目ということはより信頼を得ているわけでね」と彼は『NME』に語っている。「ファースト・シングルはすごくキャッチーなんだ。ブリッジがものすごくて、壮大なサビがあるんだ。素晴らしいよ」

「ストリートを練り歩く時のための曲だよね。まさにそんな曲なんだ、スタジアム向けの楽曲としても聴こえるはずだよ。そういうヴァイブなんだ。それって『ディフィニトリー・メイビー』と『モーニング・グローリー』の違いでもあるよね。彼の声もものすごいよ。リアムなんだ」

『アズ・イット・ワズ』は現地時間6月6日にロンドンのアレクサンドラ・パレスでワールド・プレミアが行われることが決定しており、当日はリアム・ギャラガーがパフォーマンスを行う予定となっている。劇場では6月7日に上映される。

作品の概要には次のように記されている。「オアシス時代の目も眩むような、まさに“Champagne Supernova”と言える時期の成功から、追放されて、退屈さと酒、法廷闘争による音楽的につらい日々の中で迷い、窮地に立たされたロック史上最も偉大なフロントマンの1人を描いた感動的なストーリー」であり、「リアム・ギャラガーがノエル・ギャラガーの陰から抜け出して世界屈指のバンドから1人でスタートし、裸一貫で、隠れる場所などない中で最高のカムバックを果たすためにすべてをかける」様が描かれているとしている。

また、リアム・ギャラガーは今年のグラストンベリー・フェスティバルのメイン・ステージに出演することも決定している。

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